実家に帰って見た高校野球。
横浜高校 vs 智辯学園
…う~ん、残念。
でも遠い遠い後輩たち、ガンバッタ。
オツカレサン。
なんかね、
すごいリアルだった。
いつも甲子園に来ると、
話題のスラッガーがいたり…
超高校級エースがいたり…
記録を塗り替え出陣してきたり…
怪物と呼ばれるヤツがいたり…。
だけど今回は違ってた。
高校生らしく…
繋いで…
紡いで…
ヒットで…
四球で…
送って…
走って…
投げて…
守る…。
昔からさ、横浜高校の野球部って特別なんだよ。
横浜中の4番でエースが集まっている感じ。
だから学校でも特別扱い。
まぁ、オレは当時からそれがキライだったんだけど。
「コイツらの全国大会出場とオレの全国大会出場のナニが違うんだよっ!」
気に入らなかった。
あいつらを取り囲むオトナの全てが。
校長室に呼び出された時のこと…
当時の校長がオレに言った衝撃的な一言が今もわすれられない。
「ウチに格闘技なんていらない。レスリングなんていらない。お前ら問題ばっか起こして。ウチには野球部だけあればイイんだ…。」
たしかに問題は多かった。
だけどさ…である。
当時は「野球部の何がエライんだよ…」
「メジャースポーツとマイナースポーツ…それぞれの
日本一…何が違うんだ!」
暑い季節になると学校中が
「野球野球野球野球野球野球やきゅうやきゅうやきゅうやきゅうやきゅうやきゅうやきゅうやきゅうやきゅうヤキューヤキューヤキューヤキューヤキューヤキュー…」
うっとおしかった。
みんかぶっ飛ばしてヤリタカッタ。
気に入らなかった。
そんな気持ちが変わったのは…
同級生が頑張って甲子園を目指し…
挫折し…
ダメだった…
そして涙してるのを見た…
そんなとこから…。
同じ年の同級生達は、オレ達と何も変わらない。
変わっているのは…
オカシイのは…
とりつかれているのは…
いつもオトナだ。
そう、キミタチです。
高校生を取り囲むオトナ全て。
OB含めオトナ全てだ。
オレはキツかった練習も楽しかった…
嫌だった先輩と一緒なのも楽しかった…
試合に勝ったのも…
試合に負けたのも…
先生にブン殴られたのも…
楽しかった…
通学電車で大暴れしたのも…
女の子にフラれまくったのも…
全てが楽しかった。
人生の中でもう二度と来ない三年間…。
別に何があったって人それぞれ…。
だったらさ、せめて楽しいと、楽しかったと思える三年間にしたらイイ…。
さっきNHKでみた遠い後輩たちは、全ての時間が楽しそうだった。
イケそうな時のイケイケ顔。
9回表の大量失点の時のダメだ~って顔。
でも最終回での今までのことを忘れるかのような「もしかして、まだイケるんじゃないかな?」つう破れかぶれ感。
全てがたのしそうだった。
遠い遠い後輩たちよ、人生はこれからだ。
楽しんだもん勝ちだ。
がんばれ!
「ウチにはレスリングなんていらない!」
と言ったオトナたちよ!
目の前のモノから目をそむけようとしたオトナたちよ!
子供はどんなものからも勉強する。
「いらないレスリング」からも勉強する。
ついでに「めんどくさいモノは排除してしまえ」という考えのオトナからも勉強する。
フッ
そんな環境の彼ら~ “遠い遠い後輩たち” はたのしそうに野球をやってた。
オレも一緒に歌ったよ!
「朝日~ただサス~
富岡の岡~
紺碧の波~ひたいにせまる~…
横浜高校~横浜高校~」
オトナの助言は必要だけど…
オトナに振り回されるなっ!
遠い、遠い、
名も知らぬ、
我が母校、
横浜高校の後輩たちよ…
これからも…
ガンバレ…
横浜高校時代からの問題児のクセに「こーゆーヤツは許さない!」と自分を置いといて似たヤツにイラッとする程まだ若い、
鈴木みのるのオフィシャルグッズショップ
「パイルドライバー」
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そういやぁ~さぁ~
昔、授業で校歌の練習や応援歌の練習があった。勝つぞ~勝つぞ~横浜~ってな! 甲子園出場が決まっていようがいまいがやってた。今もやってんのかなぁ?