昨日は全日本横浜大会で、藤原クミチョとタッグ結成。
試合直前、入場待ちをしていたら “アノ時” のコトを思い出した…。
“アノ時” とは…
時はさかのぼり…
今から22年ほど前…
1988年6月23日
横浜文化体育館でオレはデビュー戦をむかえた。
一応地元デビューというコトで、それなりに盛り上がった。
試合もそれなりに、まぁまぁな感じだった。
負けはしたが、
「オレって結構センスあるかも?」
と、自画自賛できる感じだった。
各控室に「本日、デビュー出来ました!」と、意気揚々と挨拶をして回った。
そして最後に当時UWFに所属していたが、毎日スパーリングで稽古をつけてくれていたフジワラサン(関節技の鬼・藤原喜明)のトコに行った。
「藤原さん、無事に今日デビュー…」
と、言いかけた時に、文体のステージ横のソデに連れて行かれた。
無言で一発…
グーで…
ガツンと…
殴られた…。
何がなんだがワカラナイ。
目を丸くしてビックリしていると、藤原さんはこう言った。
「つまんねぇプロレスしやがって!」
えっ?何で?結構上手く出来たじゃん?
と、心の中で思った。
つづけて…
「何でオマエはみんなと同じコトやってんだよ。
何でオマエはみんなと同じワザやってんだよ。」
そんなぁ…
最後にこう言った。
「オマエはオレと練習して他の誰も出来ない、知らないワザをいっぱい持っているじゃないか!
それを使わないでどうする?
他人と違うコトをやらなきゃ、プロじゃねぇぞっっ…」
ハッとした。
オレはその日から、フツーではなくなって行った。
デビュー二戦目から、ロックアップしたこと無いし。
アレもやらない、
コレもやらない、
だけどヤルコトだけはやるレスラーになって行った…。
あれから20年以上の月日が流れ、同じ場所に、アノ時の二人で立っていた。
お互いシワが増えた。
お互いジジイになった。
だけど、オレと藤原喜明…
顔を見合わせてワッハッハッ~と笑う。
アノ時と、なぁ~んにも、
変わっちゃいなかった。
気が付いたら10月末。はたして冬物ほんとに出来るのか? と、いつも半袖だから冬物に対してうとい、
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パーカーでも、やってみっか!