日本が招致に立候補していました2022年サッカーワールドカップは、カタールが開催国に決定しました。結果は大変残念でしたが、これからのサッカーの可能性やワールドカップの在り方について日本の見識を世界に示せたと思います。サッカー界の指導的な層に日本の存在感を強く印象付けたということだけでも招致活動の意義は十分あったと思います。真夏のカタールという苛酷な条件下での開催決定には、ゲームをよく知る選手出身の関係者を中心に驚きが広がっているのも事実ですが、東欧初、中東初ということでサッカーをより多くの地域に広げていけるとブラッター会長は総括していました。遠からず、今後のFIFAの在り方についても議論が沸き起こるでしょう。意見や見解の相違も表面化するかもしれません。今回の日本提案のサッカーを通じた次世代の人づくりには特に高い評価が寄せられましたが、経済発展の世界各地に広がる今日、日本の存在意義は、誰よりも深く考え、誰よりも早くしっかり、良き実践に取り組み、深い洞察と知恵の宝庫としての役割を果たすことだと思います。立候補していなければ知り得なかった、培えなかったことが沢山あります。多くの人に出会い、多くのことを学び、多くのことを得ることができました。世界のサッカー界の様子もよくわかりました、活きた海外との人脈、素晴らしい日本チームが出来ました。今後、世界のサッカー界における日本の発言力・存在感を増していくためにも、今回の教訓を糧に、あらゆる面で、サッカーの未来を先取りする日本サッカーを目指し、さらに精進していきたいと思います。私にとっての最大の教訓は、『世界で挑戦すること、そして、世界に提案すること』の大切さでした。サッカーを愛するすべての皆さん!このたびの招致活動中、長きにわたる暖かいご支援に心から感謝します。日本サッカーのすべてが充実し、向上するため、これからも、ご一緒に頑張りましょう。