本日、午前は山田洋行社長の参考人招致、午後は守屋防衛省前事務次官の証人喚問が行なわれました。あまりにも露骨な政官業の癒着ぶりと明白な公務員倫理法違反が改めて明らかになりました。最後の伏魔殿ともいうべき防衛省。古くはアイゼンハワー米大統領が指摘した軍産複合体問題が日本にも根深く存在していることを痛感せずにはいられません。守屋次官個人の問題に終わらせず構造汚職にメスをいれねばなりません!行政や政治をはじめ組織の闇を正すのは、徹底した情報公開と定期的な人事の刷新ですが、防衛機密を隠れ蓑に一切の情報公開がなされてこなかった結果が今回の不祥事の根っこにあります。確かに、国防上の観点から公開に一定の制限があるのは理解できますがであれば定期的な人事の刷新がなければ何度でも問題は繰り返されます。霞が関王朝の長期支配を打ち破るには、局長級以上幹部、指定職職員の総入れ替えを政権交代のたびに行なうようにならねばなりません。