私は、超党派議員連盟、統合医療推進議員連盟の立上げにたづさわり、今も幹事を務めておりますが、本日は、もともとは脳神経内科のご出身で、今のなお、パーキンソン病のES治療など先進医療の最先端で研究を進められる傍ら、大学での東洋医学の教壇にたち、わが国における東洋医学・統合医療の普及に努められていらっしゃる医大の先生とご懇談いたしました。
 今、まだ、西洋医学と東洋医学の双方についての架け橋なって、プロジェクトを進めていくことができる人材が片手ほどしかいないこと、そうした方々も本当に多忙でいらしゃること。こうしたことを引きついてやってくれる若手人材の育成・確保が統合医療推進のためには必要で、そのためには、国家による支援が必要だと要請を受けました。
 この分野には、欧米のアプローチが急速で、また、中国も頑張っている。いまなら、まだ、日本は国際的なリードしうる立場にあるので、今、頑張れば国際競争力を確立できる分野であるし、高齢者の健康予防・健康寿命の観点から、ひいては、国民医療費の適正化の観点など、東洋医学・統合医療振興の効用は大きく、ぜひとも、国としての取り組み強化の必要性を痛感いたしました。