第16回の日経BP技術賞受賞式が行われ、私が非常勤講師として所属しております大阪大学工学部の佐々木教授、森勇介助教授が、同研究室発のベンチャー企業で私も顧問をさせていただいている創晶の安達宏昭社長や、共同研究者の他学科の井上豪助教授、高野和文助教授、村上聡助教授らとともに、「大賞」を受賞されました。過去にプリウス、燃料電池車などが受賞した権威ある賞ですが、今回も、白色発光ダイオード、中部国際空港などを抑え満票での大賞受賞となりました。森先生も挨拶にたち、私のことにも触れられ、異業種・異分野連携の重要さ、人のご縁のすばらしさをお話しされました。本当に嬉しい限りです。
以下、受賞テーマと概要を引用します。受賞テーマ「フェムト秒レーザーを使った、たんぱく質結晶化技術」理由「従来の結晶化技術にとらわれず、たんぱく質溶液にフェムト秒レーザーを照射して結晶核を強制的に発生させ、攪拌によって高品質・大型の結晶を育成し、構造解析に適するように加工する技術を確立した。これまで二・三割だった結晶化の成功率は七割に向上した。同技術をもとに大学発ベンチャー「創晶」を起業した。」