昨日夜福田首相が辞任を表明しました。

内閣改造から一か月で電撃辞任というのが信じられません。これでは国民の皆さんも首相の無責任な投げ出しにしか映らないのではないかと思います。
自民党では総裁選をやると言っていますが、それよりもまず、しっかりと責任を取って解散総選挙をやり、国民の声を聞く事が、本来必要とされる政治の姿なのではないでしょうか。

福田首相の前任の安倍首相も突然の退任で大いに世間を騒がせた事は記憶に新しいですが、この二人に共通するのは、国民によって選ばれた首相ではないという事です。
これでは麻生さんになっても同じこと。国民に対して真に責任を負う首相にはなり得ません。

また、今すぐに解散総選挙をやらなければ、大きな政治的空白が出てきます。
今から総裁選をやって、それから総選挙をやっていると、この9月、10月、11月に大きな穴をあける事になります。
サブプライム問題の根本的対策も未だならず、原油高の影響で経済が疲弊している今の時期にこのような事態になってしまう事は大変な問題です。
もし今日にでも解散したとすれば、この空白は約一か月で済みます。

いずれにせよ総裁選をやったあとに解散するのであれば、すぐにでも解散すべきです。
それによって、民意に最も近い首相が選ばれる訳ですから、より一層国民に対する責任を自覚した内閣になる事は間違いありません。