時期・場所 :

    2008年12月@ミューザ川崎
団体・パート:

    オーケストラ HA'MON 1stホルン
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長いこと演奏活動しているが「ホルン4人で会心の和音が決まった!!」という瞬間は数えるくらいしかない。

パート練習して和音の確認とかしても本番でピタッと和音が決まることはまずない(・・・ちゃんとした奏者であればそんなことはないかもしれんが)。

で、そんな数少ない瞬間がこの曲の演奏中に訪れた。

この曲ではホルンの伴奏(和音)の上でソロのクラリネットが踊りまくる、みたいな箇所(エジプトの乙女の踊り)があるのだが、そこの和音がとても美しく決まったのだ。
 

パー練してないのに。

考えられるのは、
 

1.今回組んだこの4人の音楽的な相性がとても良かった
2.ただの偶然

のいずれかだ。

その後、このオケでこの4人で組む機会がなかったので検証できず仕舞いなのだが、偶然だった可能性が高い。

曲の話。

ハチャトゥリアンらしいブガチャカと賑やかで、血湧き肉躍る曲。ガイーヌに似ているような気もするが、ガイーヌが陽気で華やかな踊りだとすると、スパルタクスはマッチョで無骨な踊りという感じ。

 

ガイーヌとはちょっと異なるテイストを味わいつつ、ハチャトゥリアンらしくはっちゃけられる、楽しい曲だった。
もっと演奏されてもいいのになと思う。

和音の件に戻ると、残念ながらこの演奏以降、会心の和音には出会えていない。

神降臨待ちのような偶然に頼るスタンスをやめて、もっと地道にパー練しろ、ということか・・・