ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア 浅倉久志訳 ハヤカワ文庫 一九八七年十月十五日発行
・・・
星間宇宙探検旅行をテーマにした短編集。
同一世界設定・時間軸のお話が3話入っています。
面白い!何故もっと早く読まなかったのか、と思うくらい読みやすい訳文体に、文句なしに素晴らしい内容。特に表題作と第三話に感動しました。
読むのを渋った理由は表紙と挿絵が少女漫画調で、内容のイメージを正しく掴めなかったから。まさか漫画調の挿絵があるとは夢にも思っていなかったから、この作品は子供向け、もっと言ってしまえばライトノベルなのかと思い、読む意欲が殺がれていたのでした。でもいざ読んでみたら、それは単なる偏見だということが分かりました。この作品はジュブナイルではあってもライトノベルではありません。挿絵も美しく、しっかり小説の内容を表現しています。
五点満点評価は星4つ(表題作と第三話は星5つ、第二話は星3つ、で総合的に星4つ)。