「王様と私」観劇 | 近藤英恵オフィシャルブログ「はなえにっき」Powered by Ameba

「王様と私」観劇



昨夜、日生劇場で「王様と私」を観ました。



以前同じ作品を観た時は「古典って感じするな…」と思ってしまいましたがとんでもない。現代風に改変されたのでしょうか、素晴らしいお話でボロボロ泣いてしまいました。




異なる文化的背景を持つもの同士の相互理解が丁寧に描かれていて、古典どころかこのご時世にこそ観られて良かったと思いました。



私達が観たのはソワレ。滾ったので再演があったときの自分用の覚書としてキャスト別感想を書きます。


観劇のお目当ての明日海りおさんは、信念があって高潔でアンナにぴったり。登場時の白やブルーを使ったドレスからデコルテを出したラベンダーカラーのドレスまでどの場面も絵画のようで目を奪われました。彼女を初めて見た人は沢山の女性を狂乱させた元男役トップスターさんって信じられるのかな?ずっと観てた私が信じられない気持ちだけれど。


王様役の北村一輝さん、1860年代のタイのお話なのに、こういうオジまだ日本にもいるよね…と嫌悪感でいっぱいになるような居丈高な王様が、国のために学び葛藤し愛を知り、死に際のお芝居の涙を流す熱演にすっかり心を奪われました。初ミュージカルだなんて信じられない。今後もやってください!アルトワ伯とか観たいです!


タプティム役の朝月希和さん、宝塚時代と歌い方を変えられたのでしょうか?素晴らしい歌唱で劇中劇も何か憑依したような迫力がありました。元々可憐な方でしたが、腹筋、背中、肘などボディのパーツまで美しく以前にも増して魅力的でした。元雪組トップ娘役さんが台詞で「雪…!」と嬉しそうに言う所が2回あり宝塚ファン胸アツ案件でした。


チャン王妃の木村花代さん、第一王妃らしい貫禄と思慮深さがが温かい歌声からよく伝わってきて、ミュージカルを観てる!という気持ちにさせて頂きました。


他にも出演者の中から元宙組の娘役さんや可愛い子役ちゃんを発見したりと、終始楽しみが尽きない観劇でした。



さやかさんのおかげで、前方の神席での観劇でした。素晴らしい眺めをありがとうございました✨最高でした🙌