「月の燈影」千秋楽観劇 | 近藤英恵オフィシャルブログ「はなえにっき」Powered by Ameba

「月の燈影」千秋楽観劇



千秋楽に観劇が叶った幸せ。

バウホールで「月の燈影」を観てきました。



江戸にいられなくなり治安の悪い「川向こう」で生きるしかなかった若者の切なさが、礼華はるさんの静のお芝居から底冷えのように伝わって来ました。必殺仕事人みたいな登場、カッコ良かったなぁ。伏し目や立ったりしゃがんだりする姿も美しく、良い主演を見せて頂きました。


そして、彩海せらさん。江戸っ子口調や仕草の完成度が高くて、表情もいじらしくて釘付け。客席も啜り泣き。ダブル主演のようなご活躍でした。




マチネに観た「1789」に感動しまくって消耗してしまいソワレ体力持つかなと心配でしたが、「月の燈影」はしみじみと良い話で、幼馴染二人がお互いを思い合う気持ちの美しさに触れて心が洗われるようなひとときでした。


観劇後、胸いっぱいになりながら、そういえば主人公が暮らしてた「川向こう」って江戸と心理的隔たりがあるような危ない土地だったけど、現在だとどの辺りなんだろ?とプログラム見たら、深川、隅田川、富岡八幡宮などのワードが…まさかの私の勤務エリアでした😂


時代が変われば街も変わるのですね。私は日々平和に通勤しています。これから聖地巡礼気分で会社に行けるなんて😂急に夢の世界が地続きで迫ってきました。



舞台の上でも紫陽花のセットが綺麗でしたが、劇場を出た花のみちにも紫陽花が咲いていて、お話の続きのようでした。しばらく、紫陽花を観たらこの公演を思い出すのだろうなぁ。


今回の再演は初演から21年ぶり。このペースでいくと、次観られるのは私アラ還です🙌元気でいなきゃ!