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雪組公演「蒼穹の昴」観劇
初日を観劇してきました。原作とその続編と日中共同制作ドラマ見て予習万全。
脳内上演だけでも相当楽しかった歴史小説が、こうやって…3Dになるの…胸熱……と感無量。
有村淳先生の手がける衣装はドラマに負けないほど豪華で登場人物が着ているマンパオの刺繍を観ているだけでワクワク。位によって動物が違う気がしたけどどうかな🤔
マイクトラブルなどの初日らしさはあったものの、年末の大千秋楽にはこの壮大な物語が練りに練り上がって私は号泣して拍手するんだろうな、という予感がしました。
まだ1回だけの観劇なので、ポスターメンバーと特筆すべき方の感想だけ、初回の忘備録としてアップします。ネタバレしてないつもりですが、全くの初見で観たい方はセットを眺めて回れ右してくださいね。
階段を利用した紫禁城の場面は壮観でした。そこに立つトップスター・彩風咲奈さんの文秀。壮大なセットと衣装のスケールに立ち姿が映えて、とても見応えがありました。皆に慕われるノーブルな良い男、これぞトップスターというお役。涙が光る熱演でした。
朝美絢さんの春児。宝塚史上1.2を争うレベルのボロッボロ衣装で出てくるのに、瞳がキラキラして清い心を体現するようでした。京劇の場面で最後に大きな目を見開いてピタリと止まった瞬間、こちらの体温が上がる感じがあって、本能的に「ハオ！」と掛け声をかけたくなりました。アタイ前世チャイニーズなのかな。
和希そらさんの順桂！青い炎のような佇まいが大変クールで大変宜しかった！声も低めで高潔な雰囲気で近寄りがたいのに、文秀と話している時は表情が綻ぶ瞬間もあって！ギャップ萌えという概念は清朝時代にもあったんでしょうか？！歌唱指導もあって本当に何度も観に行く甲斐があります！お陰様でさらにチケットを増やそうか検討しています！！私の中での蒼穹の昴は、順桂が信念を果たす話！！！
朝月希和さんの玲玲。歌声に胡弓みたいなツヤと揺らぎがあって大変いじらしい少女でした。彼女はこの作品で退団だからラストがどうなるのか気になってましたが、私は大大大満足です。
凪七瑠海さんの李鴻章。私でも知っていたプレジデント・リー。ポスター見てお爺ちゃんなのかなと思っていたら頭がキレて仕事が早くて若手の話も吸い上げる現役世代の敏腕おじでした。こんな上司の元で働きたい。
縣千さんの光緒帝。誰よりも派手な黄色のお衣装に顔が負けない凄さ。ひとつ前の投稿で飛行機のお姉さんが見てたのは縣さんです。夢介のお白洲の場面でも思いましたが、登場しただけでバーンとかドーンとかいう効果音が脳内で聞こえる方。
夢白あやさんのミセス・チャン。ドラマより原作寄りで、要所で出てくる感じなのですね。チャイナドレスが似合って妖艶で、トップ娘役就任を直前にして完璧に仕上がっておられる印象。アントワネットもシシイもこの方で観たいと思わせる姫役者。
ポスターメンバー以外では、きっと皆が好きになる、諏訪さきさんの譚嗣同。感情移入しないはずがない役。可愛いメガネ姿に油断してたら凄い見せ場が🤓
さらに、スチールの本気度で当日朝から話題になっていた天月翼さんの安徳海。ドラマでこのお爺さん見た時再現難しそうと思ったのに想像超えてきた。春児とのお芝居も素晴らしかった！
しかし、良いものを観ました。
通い甲斐のありそうな公演です。
東京公演ではお友達と観られるのが楽しみです。