個人的BEST3の話 | 近藤英恵オフィシャルブログ「はなえにっき」Powered by Ameba

個人的BEST3の話

ここ一週間くらい真剣に考えてるこちら下差し


白熱したオンライン会議を経て超個人的に偏見をもって厳選したBEST3がこちら。

1位 カイル・ムルシリ
「天は赤い河のほとり」より

決定打はカイル王子がユーリにかけた言葉「お前が捨てたすべてのものの代わりにこの後は私がなろう」に尽きます。結婚は女性の方が比較的、名字&仕事&住み慣れた土地等、手放す物が多いことを理解した言葉があの時代の王子の口から出る!口ばっかじゃなくそれが本当にできる地位と行動力がある!この台詞ひとつで賢王におなりだろうなという確かな未来が見えます。宝塚史に残る男前発言ではないでしょうか!ユーリがヒッタイトに残ったのも納得!優勝!!圧勝!!!

同じ意見の方がいて嬉しかった照れ

2位 リー・ロンロン
「GOD OF STARS-食聖-」より
自分がイケメンと気づいていない優等生で料理が上手(←手に職ポイント高い)。人の痛みが分かる男性で、かつコンプレックスを克服した成功体験がある!礼真琴さん推しのお友達2人がおススメしてくれて、確かにひとつも欠点が見当たりませんでした。ブラボー!
やっぱり彼を選んだ方いらっしゃるねウインク
3位 アルマン・サン・ジュストスカーレット ピンパーネル」より
スカピンのヒロイン、マルグリットの弟君です。ああいう気の強いお姉さんがいる弟は女性に変な幻想を抱いていないだろうなと思うし、気弱そうに見えて商才のありそうな恋人をガッチリ掴んでいるあたり只者でない感じがします。将来性を見込んでの3位。

厳正なる審査のようす。
こんなに長年好きな宝塚なのに、意外と伴侶に選べる人が少ないというのが衝撃でした。どんなに魅力的な登場人物でも、妖精だったり、死神だったり、不倫してたり殺人犯だったりするから論外の人がメチャ多い。やっぱり生活感がなく突き抜けた所があるから物語になるのだなぁ。
なので、数少ない候補に浮かんだ人とは敬意を表して一回真剣に脳内で付き合ってみました。

シュミレーションの結果、エントリーはしたものの伴侶には難しいわ…となった登場人物と理由がこちら。
・フランツ(エリザベート より)…イケメンで地位もあるし優しそうで良いかな?と一瞬思いましたが、マザコン、姑超怖い、浮気した(しかも自宅)、病気うつした、超絶アウト案件!!!姑に虐められた嫁が助けを求めてるのに「母の意見は君の為になる」っていう返事は懲役10年に匹敵します。善良に見えて罪深い。1番タチが悪い。
・アンドレ(ベルサイユのばら より)…誠実だけど、嫉妬したら毒殺しようとしてくる思考がサイコ。殺人未遂。
・源太(星逢一夜 より)…経済的な理由。
・パーシー(スカーレットピンパーネル より)…ユーモアがあって良いけど大切な局面で選ぶ衣装がアニマル柄に極彩色のファーっていうセンスが。
・フロリアン(霧深きエルベのほとり より)…賢く優しいけど、婚約者の妹にも好かれるってちょっと変。妹にも無自覚に秋波を送っているのでは?

…第一印象が良さげに思えた男性たちも真剣に向き合うと結構やばい側面持っていました。そこに命を吹き込み諸々捻じ伏せ魅力的に見せるタカラジェンヌ様の素晴らしさを改めて実感。
また、数ある名作から「伴侶」という視点で登場人物を抽出しようとすると、自分が求めているもの、許せないポイントが明確になるのでたいへん有意義な作業でした。
楽しいのでおうち時間に是非やってみてください爆笑