マリーアントワネット展 | 近藤英恵オフィシャルブログ「はなえにっき」Powered by Ameba

マリーアントワネット展

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ヅカ友ゆかちゃんとさつきちゃんと、ゆかちゃんとこの王子さまと、楽しみにしていた六本木ヒルズのマリーアントワネット展へ

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舞台だけでなく、漫画で小説で映画で、たくさん描かれてきたマリーアントワネット。今しか見られない絵画や愛用品を絶対見たいと思って!

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こちらは唯一、写真撮影OKの王妃の居室。このエメラルドグリーンの色使い!ああ、時代を超えたセンスの良さ…。

あああ(←昂った!)えっとねー!アントワネットは当時からファッションリーダーで、ベルダンっていうお抱えデザイナーがいてね、当時貴婦人に流行らせたドレスの色は、なんと…蚤色!!(ドヤッ)と、お仕事時の100倍流暢に、宝塚や漫画で得た浅い知識を披露したくなる瞬間が何度もありましたが、ふと周りを見渡すと絵画を前に嬉しそうに喋るご婦人とちょっと退屈そうに聞くお友達の図がそこかしこで展開されていて反省し堪えました。だから反動でここに長々と書いています。

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ヅカファンたるもの、イヤホンガイドでマリーアントワネット役をされる花總まり様の玉音は必聴!!!フランス輿入れ時の14歳から、処刑直前の死を覚悟した37歳の声まで、それはそれは素晴らしくて。情景はもれなく2001年宙組ベルばらの花總アントワネット様で脳内再生されます。

愛用品や肖像画など、どれも興味深く拝見しましたが、中でも絶対見たいと思っていたのは、ギロチン台に向かう様子を描いた絵画。アントワネットが囚われの身になって残した言葉「不幸になって初めて、人は本当の自分が何者であるかを 知るものです」にあるように、ベルばらや1789の舞台でも、王妃としての立場を自覚してからのアントワネットはそれまでと別人のようでとても魅力的です。

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処刑直前を描いたこの絵を肉眼で見るのが私にとってのメインイベントでした。想像していたよりも大きくて迫力のある絵で、質素な装いで空を見上げる王妃の瞳が澄み切っているのが印象的でした。画像では切れていますがこの絵は横長で、左には凄い形相で怒るフランス市民の女性たちが描かれていて、その対比で王妃の気品が際立つようでした。

これはベルばらで言う「さようなら、フランスっ…!」とアントワネットが言って民衆がワーッとなって、「王妃さまーーー!!」とフェルゼンが叫ぶ最後の場面なのね!舞台では背中だけど、この絵はお顔が見えるわ!あああ…。(何度目かの昂り)

他にも、暗号でやり取りされたフェルゼンとの手紙や、王太子と引き離されたエピソードなど、見ながら何度も泣きそうになりましたが、大人なので堪えて、堪える顔が男梅みたいになりながら見学していました。

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※イメージ


会場には幽閉中にアントワネットが着ていた白のチュニックや、ギロチン台で脱げた片方の靴の展示もありました。それはどちらもとても華奢な作りで、こんなに小さな女の人だったんだ…と、胸がキュっとなりました。

アントワネットが亡くなったのは38歳を目前にした37歳のときだそうです。あと1年半強で私も同い年…。賛否両論あれど、全力で生きて去り際が潔いプリンセスの生き様を近くで感じることができた、とても有意義な時間でした。

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宝塚トークしながらこの気持ちを共有できる、2人と見に行けて良かった