詳しく書いたので、

長いです💦



Instagramで、

小3の自閉っ子ママから、


うちの娘は、支援学校3年生で
重度知的障害をもつ自閉症児です。
発語は、全くありません。


危険な行為やダメな事を
伝えようとしても、
なかなかうまく伝えられずにいます。


その度にイライラしてしまったりして、

後で落ち込みます💦

すずちゃんには、

どのように伝えていますか?


なかなかいい方法が
見つからずにいます。

参考に教えていただけないでしょうか?


と質問をいただきました。


例えばどんな危険行為をしてしまって、

どんなふうに「ダメ」を伝えていまか?

と伺うと、



番辞めさせたいのは、
台所に入り
自分でお鍋などを
出してしまったりする事
です。


基本的には、
目を離さない
ようにはしていますが、
私がトイレに行っている間などに

大好きなポテトが食べたくなって、

油の中に一袋入れてしまったりします。

(料理にとても興味があり、一緒に
お菓子やカレーを作ったりしています)



伝え方は、

ベイビーバスの怪我や火傷のアプリ
を見せながら伝えています。

絵カードや絵本
使うこともあります)


危険度が高いことをされると、

良くないとわかっていても、

つい大声を出して叱ってしまいます。

(その後、反省して後悔する、
の繰り返しです)



いつの間にか、

私が怒る=ごめんなさい
(ジェスチャー)
が定着してしまって、

色々な方法で伝えようとしても、

なかなか伝わらない気がします。



サムネイル

同じです、同じです😭

最重度知的障害があって、
言語理解力も
危険察知もできない
すずに、

危険、やってはダメなことを
わかってもらうのは至難の業
です💧
伝わらないと、心配過ぎて
イライラして落ち込み
ますよね悲しい


でも、

「やっちゃダメなこと」
 ではなく、
「やっていいこと」
を伝えるのが
自閉っ子への「伝え方の鉄則」。


「伝える内容」を変えてみては
どうでしょう❓


「やるとこんなふうに危険だから」
 と伝えるのではなく、
「大人に絵カードを渡してくれたら
 やれるよ」

「◯時まで待っててくれたら
 やれるよ」


というように、
やりたいことが叶う方法を伝える
のです。



自閉症で、重度知的障害があると、

こだわりが強い上に

危険なことを理解できず、


「やりたい」と思うと

衝動的にやってしまうので、


目が離せませんし、

伝わらなくて泣きたくなりますよね😢

うちもですよ〜💧



↓キッチンに入り込んできて、

 そうめんを茹でようとするすず💧

👸🏻「え❓ダメなの❓」みたいな顔よ😅



娘さんは、お料理に興味があって

ある程度の調理ができ、

「ごめんなさい」のジェスチャーができて、

すばらしいですね✨

すずよりも、知的能力(理解力)が高い

お子さんだと思います。


それだけに、行動範囲が広くて、

見ている親や支援者さんは心配ですよね悲しい



でも、

理解力がある、

パターン化できる、

という能力を活かして、

危険を伝える


のではなく、


危険なこともそうでないことも、

とにかく何かしたい時には、


まず

周りの大人に絵カードや
ジェスチャーで知らせる、

という行動パターンを日頃から伝える

ようにしてはどうでしょう❓



それと合わせて、日頃から、

「待って」と

「待つといいことがある」を伝える

ようにして、

何事も自分で勝手にやらず、

やっていいタイミングまで待つ練習

をしておくと良いと思います。



自閉っ子に限らずですが

自閉っ子には特に、


「やっちゃダメなことを伝える」


のではなく、


「今やっていいことを伝える」


のが鉄則ですし、


その方が、

とりあえず危険なことを回避でき、

パターンもできていき、

だんだん伝わるようになると思います。



大人と一緒なら料理していい、


何か始める時は

必ず大人に絵カードで伝える、


待てたらやっていい、


待ってる間はこれをしてもいい、


というふうに。



咄嗟に「ダメ❗️」と言ってしまうことは

多々(本当に多々💧)ありますが、


すずの欲求を抑えて辞めさせるのではなく

すずにとって魅力的な他のことを提案して

欲求をすり替えたり、


ちょっと先延ばしにするけど欲求を満たす、


それを視覚的・具体的に

「待てば欲求が通る」ことを伝える

(通せない欲求はすり替える)


ということを意識しています。



すずは、どんなに視覚的に説明しても、

怪我や火傷の痛さを想像して、

「じゃあ辞めよう」と

因果関係を理解できる

知的能力、思考回路ではないし、


「やりたい」という欲求を

コントロールできない

のうみそ🧠なので😅



すり替える、待っててもらう、

という方法だと、


すず本人は、

やりたいことをさえぎられた感じはせず、

イライラがなくなりますし、


私も、

すずが他のことで我慢できたり、

待つことができたら褒めるだけなので、

大声で叱る必要もなくなります。



もちろん100%成功とは行かず、

すり替えの提案(代替案)が通らない時や

待てない時もあるのでイラっ💢としますが、


歌ったり踊ったりしながら、

とにかく愉快に他の提案をしまくって

気を逸らしています泣き笑い


まんまとハマって、

私の提案に乗ってきて、

はじめの欲求を忘れたりする

こともあって、そんな時は、

「しめしめ😁」と笑っちゃいます。




伝える内容を変える。


根気も我慢も必要ですが、

じわじわ効いているように思いますニコニコ



「やったら危ないから辞めてほしい」


というこちらの気持ちを伝えるのではなく、


「やりたいんだね、

今はこれならやってもいいよ、

大人に知らせてからならやってもいいよ、

あと10分(絵カードを見せながら)

待ったらやろうね」


子どもの気持ちに添った

好ましい代替案を伝えるのです。



長くなっちゃいました〜😅



また長くなりますが、

②実践編で、

すずの例も書きましたので

読んでみてください。



うちもまだまだ修行中。

一緒にがんばりましょう✊🏻



↓ 実践編