読者の方からのご質問への回答、

2回目です。



↓1回目は

竹山美奈子『\質問回答/髪引き、服引き、噛み付きのこと①』読者の方から、すずちゃんは、ママの髪を引っ張るとか噛むとかありましたか❓どう対処されましたか❓と質問をいただきました。もちろん、あります、あります😅残念なが…リンクameblo.jp



すずちゃんは、
ママの髪を引っ張るとか噛むとか
ありましたか❓

どう対処されましたか❓



サムネイル

もちろん、ありますよー。

今回は対処法の実践編です。
(あくまですずの場合ですが)

髪を引っ張られたら、
・ムツゴロウ作戦

・見えないところに消える

服を引っ張られたら、
・手つなぎ作戦

噛み付かれたら、
・噛み噛みグッズ作戦


髪や服を引っ張られそうなときは
・護道構え
・ゴキブリ作戦
・追いかけっこ作戦

を実践しています。
(たいしたことではないのですが、後で詳しく説明します😄)

とにかく、
何かしらの脳の不快感から
自傷や他害をしている
ので、

それをやわらげたり、
脳が気持ち良くなることを提案する
のですが、

その前に、気をそらすこと
ポイントだと思います。


    

髪を引っ張られたら


・ムツゴロウ作戦


 髪を引っ張られたら、つい手を外すために

 その子の手を引っ張って指を開かせて

 離そうとしがちですが、


 逆に

 ムツゴロウさんが

 気の荒い動物を抱きしめるように

 自分に引き寄せます。


 引っ張っている手を頭に押しつけて、

 握る力を封じ込めるのです。


 

 引っ張っている手を無理に引っ張ると

 もっと引っ張ろうとします。


 でも、手を押し付けて

 体を引き寄せてあげると力が入らず、

 少し力が緩んできます。



 そこで、他の支援者が

 わきをこちょこちょしたり、

 気をそらしたりして、

 被害者と離します。


 (一人で対処してるときは、

  ひたすら手を押し付けてぎゅーっとハグして

  力が抜けてくるのを待つ)


 すずは、圧迫刺激が好きなので、

 わしわし、ぎゅーぎゅーと

 ムツゴロウさんになり切って

 耐えます😂



・見えないところに消える

 他害のターゲットとなる人がそばにいると、

 他害がエスカレートしてしまうので、

 他害している子を安全な場所

 (すずは、ベッドと布団で怪我をしないように

 した寝室へ)で一人にして、

 見えないところへいったん逃げます。



 カームダウンしてきたら、

 「偉かったねえ〜」とたっぷりほめます。


 繰り返すうちに、他害せず、

 カームダウン場所に行って

 自分で泣き叫んで

 落ち着いたら出てくるようになりました。



    

服を引っ張られたら


・手つなぎ作戦

 服を引っ張られたときに、


 引っ張っちゃダメ❗️


 ではなく、


 手がいいなあ〜❤️


 と言って手をつなぎ、

 つないだらすぐほめます。



 家族、先生や支援員さんみんなにも

 同じ対応をしてもらうと、

 咄嗟に服を引っ張っても、


 「手がいいな」

 「手」


 と言っただけでも

 さっと服を引っ張る手を離して

 手をつないでくれるようになりました。


 またすぐ引っ張りますが😅




    

噛み付かれたら


・噛み噛みグッズ作戦

 噛み付かれるのも痛くて涙が出ますよね😢

 

 でも、

 

 噛んじゃダメ❗️


 ではなく、


 これ噛んでね


 と噛んでいいものを肯定で伝えます。


 噛んで発散したいのだから、

 噛むことを禁止しないで、

 噛んでいいものを提案するのです。




 すずにはさんざん却下されましたが、



 ハンカチ、タオル、バスタオル、

 シリコンの噛み噛みネックレスなど、

 いろいろ噛ませてみましたよ。



 その中でも、保育園でも

 療育保育園でも腰に巻いていたのが

 このネオンカラーネックレス。







 噛めるし、伸びるし、

 気に入っているようでした。


 歯の生え変わり時期や

 気圧差のあるときによく噛んでましたが

 

 カームダウンのしかた

 伝える手段(絵カードやことばやクレーン)

 が増えた最近では、

 噛みつきはほとんどなくなりました。





    

髪や服を引っ張られそうなとき


・護道構え

 まだ引っ張られていない、来そうだな、

 というときの対処法です。


 この構えをしたときの

 すずの顔は笑えました🤣


 ママ、何それ❓


 ときょとーんとしていたのです。





 自閉っ子の子育て、

 とうとう武道の力を

 借りるようになったか〜

 我ながら笑いましたが、



 この本がきっかけで、

 興味を持ちました。





 身体障害のある方の介護もですが、

 力のある自閉っ子の介護にも、

 介護者の体の使い方や視覚的な見せ方

 大事だなあと思い、試してみたら、

 わりと効くんですよ🤣


 視覚的に何やら近寄りがたい拒絶感

 感じるらしいのと、

 腕の長さの分だけ距離があるので、

 髪や服を引っ張られにくいのです。


 最近では、呆れたように離れていくので、

 効果あるのかも⁉️



・ゴキブリ作戦
 とにかくすずの意表をつくこと、

 動かないと思わせることだ、

 と思って

 

 つかみかかろうとしてきたら

 床にひっくり返って手足をぶらぶら

 ゴキブリがひっくり返ったみたいな

 体勢に。


 これにも、きょとーん😳



・追いかけっこ作戦


 つかまれそうになったら、

 すずはランキングや追いかけっこ

 が好きなので、


 「1、2、1、2❗️」


 と言って逃げて、

 遊びに変えます。





すずは最重度知的障害で

幼いので効くのかなと思いますが、



違うことに意識を向けて

自傷や他害で発散することを

なるべく成功させないように

したいと思っています。



それでも

防げないことも多々ありますが💦



他にこれが効いたよ〜という

対処法があったら、

ぜひぜひ教えてください🙏✨