自費出版の
紙芝居「すずちゃんののうみそ」
は、もとはお手紙でした。
お手紙を書いた頃は、
教育系出版社の正社員として
残業免除を申請して働いていて、
療育保育園と公立保育園の2つの園に
すずを通わせていたので、
考えること、やることが多く、
(配布物も行事も2倍ですし💦)
トイレに行きそびれて
何度か膀胱炎になるほど
時間がありませんでした。
でも、保育園の
小さなたのもしい理解者・支援者さんたちに
卒園前に謎解きとお礼を伝えたい❣️
という気持ちは
日に日に大きくなっていきました。
2015年、すずが年長さんの夏くらいから
すずを寝かしつけた後や
仕事や子育てのストレスで
眠れなくて起きてしまった夜中に、
パソコンにメモしていたと思います。
毎日の子どもたちとの会話で
伝えたいこと、
伝えきれないことがあったので、
書き溜めてあったメモをまとめて
草稿はすぐに書けました。
絵を描いてもらってから、
また、岩崎書店さんで
絵本にしていだけることになってから、
何度か推敲しましたが、
ほぼ草稿通りです。
卒園前に、
すずがいるゆりぐみさん(年長さん)
で読ませてもらいたいと思っていたので
保育園児さんに向かって
お手紙を読む図を思い浮かべてみると…
ん❓
手紙をただ読むのは
なんか味気ないなあ…
と思い始めました。
お迎え時にみんなで
絵本の読み聞かせをし合っている
のを見て、
そうだ、紙芝居にしよう♪
と思ったのです。
出版社では長年、
企画編集、取材、執筆、
情報誌や書籍のブックデザインなどを
してきたので、
パソコンでの編集も印刷データ作成や見積、
データ入稿も日常的にやっていて
苦ではありませんでした。
絵を描くのも嫌いではないので、
試しに描いてみると…
違うっ😓
伝えたいことがうまく表現できない…
親バカが描いた、ただの似顔絵
になっちゃってる…
とつい編集者目線になって
自分にダメ出ししてしまうのです。
ずっと
イラストレーターさんやデザイナーさんと
より伝わりやすい表現方法
を一緒に模索して
ものをつくる仕事をしてきたので、
プロの方の表現力で
子どもたちにきちんと伝えたくなったのです。
そうだ❗️
冬のボーナスで、
プロのイラストレーターさんに
絵の依頼※をしよう❗️
※ イラストの料金は、色数(モノクロかフルカラーか)、サイズ、表紙用か挿絵用か、画法、その方の経歴、価格相場、描き下ろしか、など様々な要素から、依頼者の予算とイラストレーターさんの作業量、価格設定をすり合わせて決めていきます。
どなたに依頼するかは、すぐに
三木葉苗さん
が浮かびました。
(正確に言うと、葉苗さんに描いてもらえたら❣️と思っていたけど依頼するのは無理だよねえ、自分でがんばって描こう…でも描いてはダメ出し…だったのです😅)
今思えば、
詩人で、イラストレーターで、
ご自身の文と絵のすてきな手製本の絵本
を作っていらっしゃる葉苗さん
に依頼するなんて、
とっても図々しくて
お恥ずかしい😱のですが、
描いてもらいたい一心で
ダメ元でメールを出したのです。
メール返信は、数日来ませんでした。
そりゃそうですよね💦
真鶴にあるアトリエBonami
さんの原画展で、
絵本を買いに1度伺ったことがあるだけの
お客さんのひとりですから😓
でも、さらに数日して、
自分の文章以外に
絵をつけたことがないので
描けるかどうか、お受けするか
悩みましたが、
やってみようと思います、
原稿を送ってみてください。
とお返事をくださったのです❣️
原稿を送ると、
その返信はすぐにくださいました。
「タイトルを見て、
(↑すずちゃんののうみそ)
描こうと思いました」
と‼️‼️
今思い出しても、うれしかったです💖