PECSをしようと思ったきっかけを
 
教えていただきたいです!

 

 

というご質問への回答、回目、最終回です。


↓3回目はこちら

竹山美奈子『\質問回答/PECSのこと③概要セミナーで差した光』PECSをしようと思ったきっかけを 教えていただきたいです!  というご質問への回答、3回目です。  ↓1回目はこちら竹山美奈子『\質問回答/PECSを始め…リンクameblo.jp



わが家は、ゆるゆると

生活の流れの中で自然にできそうなとき

PECSを取り入れているだけで、

 

がっつりやってます!

とは言えないのですが、

 

「手を伸ばしてほしがるもの

(強化子)があるなら

 スタートできる」

 

ということばは、

最重度知的障害のすずにもできるのか⁉️

と疑問に思っていた私にとって、

とても励みになりました。


理想としては、1歳半〜2歳くらいから

はじめるといいそうです。

 

でも、

・いつからでも始められる

・発語にもつながる

・マカトンサインより汎用性が高い

(マカトンサインを知らない人にも

 絵カードなら伝わる)

 

というのも魅力。

すずは、小5の10月にスタートしましたが、

始めて数日でフェイズ3まで

完全ではないけど、できました。

(フェイズ6まであります)



とにかく共感したのは、

「自発性を大切に。

 そこから教える」

ということ。





レジュメもマニュアルもいただけて、

教え方やエラーになったときの

対処法も長年の実績から分析されていて、

とても納得のいくものでした。




ワークショップ1では、

みっちりとPECSの考え方、

ABA(応用行動分析)や

言語学に基づいた

ピラミッドエデュケーションについて

学ぶことができました。


実際のカードの受け渡しや声かけを

オンラインでも指導してもらえて、

とても実践的でした❣️




まだまだ使いこなせていないですが、


最近、中途覚醒したときなど、

親が自分の方を向いていないときに

PECSブックを自分から取りに行き、


ページをめくって、ほしいもののカード

(おかしか、にゅうめんか、やさいジュース)

を探し、ベリっとはがして渡してくれる

ようになりました❣️


まだまだ毎回ではないですが、

他者に「伝えたい」という気持ち、

自発性が芽生えてきた感触

があってうれしいです。

 

フェイズ1〜3をうろうろしている

わが家ですが、

学校やデイでも

「おかわり」「おかし」のカードを

渡すようになったり、

じわじわ〜っと自発性、般化

進めて行きたいと思っています。


欧米では、

公立の特別支援学校のスタンダードな

コミュニケーションとして採用されている

PECSが、日本の特別支援教育でも

スタンダードになって、

特別支援学校や特別支援学級で

指導してもらえたらいいのになあと

思います。

(親が指導者になるのは限界があるので)



以上、

PECSを始めたきっかけ

についてお話しました。



↓PECSって?6つのフェイズとは?