絵本『すずちゃんののうみそ』では、
スプーン使いもおぼつかなかったすず。

 

手づかみしかしない時期は、

インド人? アフリカ人? と思えば、

一生手づかみでいいよね。

と思っていました。

 

スプーン投げたり鳴らしたりして

遊んで食べない時期、

逆手持ちで不器用だけどなんとか

スプーンを使うようになった

保育園の頃には、

欧米人って思えば、

一生スプーン・フォークでいいよね。

と思っていました。

 

ところが、

大好きなラーメンを見て

お箸を持って食べようとした

のです。

 

もちろんうまくいかないのですが、

フォークを渡すとこれじゃないっ💢

とポイッ。

 

そっか、ママたちみたいに

お箸で食べたいのね。

 

視覚記憶のよいすずは、

これまでも、

同じ食器で食べたがったり、

パスタのときは

ママの大きなフォークをつかんで

くるくる巻いたりしていました。

 

お箸も、不器用だけど使いたんだなあ

と感じたので、


モチベーションが高い時

が教えどき!

とうことで、

OT(作業療法)の先生に相談。

 

子ども用のお箸でよく見る

輪っかに指を入れるタイプのものは、

指を束縛される感覚が苦手らしく拒否するので、

トングで挟む練習をしてみよう

ということになりました。

 

OTで、シュガートングを使う練習をして、

できるようになったら、

パンなどを取る大きなトング

を使う練習をしました。


うまくなってきた頃に、

トング型の「箸ぞうくんミニ」

を買って持たせてみました。

 

 

 

すると…

めっちゃ上手に食べる

じゃないですか!

 

 

 

 

 

本人も、

するする落ちちゃうフォークより

しっかりとほしいものだけつかめて、

お気に召したよう。

 

それ以来、

びちゃびちゃこぼすけど、

一人で箸ぞうくんで食べるようになり、

食事の介助が格段に楽になりました。

 

周りは食べこぼしの海で

後片付けは大変ですが😅

 

 

 

ネギも一つ一つつまんで食べます。

 

 

ご飯もつかめるわよ、みたいなドヤ顔。

 

 

外食にも箸ぞうくんミニ持参。

 

 

 

歴代のスプーンとお箸を紹介します。

 

左から、

プラスチックスプーン

先端が平な、すくいやすいスプーン

木のスプーン(投げたりコンコン音で遊ぶので)

介護用の程よい角度のスプーン

(学校用には100均のカバーを付けて)

 

 

カバーを外した介護用スプーン

箸ぞうくんMINI

箸ぞうくん

箸ぞうくん(ちょっと長め)

楽々箸(見た目がナチュラル。

     細いので少し上達してから使うように)

 
 
↓ ほぼネットで探して注文しました。
    楽々箸は、先輩ママがプレゼントしてくれて知りました。
  ありがとうございます❣️
 

 

障害児用のグッズは少量生産で

高いものが多いですが、


介護用の商品

(高齢者やケガや病気で操作が難しい方向け)

は、それなりにニーズがあるため、

障害のある子に使いやすく、


安くはないけどすごく高いものでもない、

というものが多いように思います。