裸の大将 山下清画伯の墓参りです。
山下清とは
画家。小学校に入学するも知的障害のため級友にいじめられ、何度か刃物を振回すなどの行動を起したため1934年に知的障害者擁護施設八幡学園に入る。ここで張り絵 を習得し画才を発揮、精神科医師でゴッホ研究家の式場隆三郎らの紹介で 39年に銀座の画廊で展覧会を開き、世に認められた。記録的な観覧者数で、会場の床が抜け落ちたというほどの盛況ぶりだった。翌年、徴兵されることを恐れて突然施設を抜け出し年の間各地を放浪。この間に記した『放浪日記』が 56年に出版されるが、55年の『山下清画集』の出版と相まって一種のブームを引起し、全国で展覧会が催された。 58年には山下をモデルにした映画『裸の大将』が制作され、純朴で愛すべきキャラクターが人気を呼び、以後も芦屋雁之助が主演のテレビドラマがシリーズ化された。生涯、学園での絵の制作と放浪の日々を送った。