タバコを吸うきっかけになったのは、
学校を卒業して「新社会人」になった
ことですかね。
学生時代は、意外にも
『超・嫌煙家』
でした。
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今から約20年前。
社会人として
23歳の時に世間へ飛び立ち、
わずか4ヵ月後くらいに
新入社員としての「洗礼」を受け
タバコに手を出しました。
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今でこそ、
問題視されていますが、
「ハラスメント」の連続のような時代でした。
当時、勤務していた職場では、
すでに「喫煙室」が設けられていて、
デスクでスパスパ、という光景では
なかったのですが、嫌煙家だった私に
とっては、喫煙室なんて意識の中に
無い空間でした。
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仕事に行き詰まり、
勤務時間中にグッタリしていた私を見て、
ある先輩が声を掛けてきました。
先輩
「おい、○○!ちょっと来い。」
(ついて行った先は、喫煙室)
著者
「え、私、吸いませんよ・・・。」
先輩
「ええから、ええから。」→関西の人
著者
「でも、吸わない私がここにいたら、
サボッてるみたいじゃないですか・・・。」
先輩
「そやな、これ持っとけ。」
(タバコを1本渡される)
著者
「持ってるだけなんて、余計に
不自然ですよ。」
先輩
「もっともや、火~つけとこ。」
著者
「・・・やっぱ、席に戻ります。」
先輩
「まぁ、待て。お前タバコ吸えへんから、
休憩する時間が無いんや。喫煙室に
入ってたら、少しは休めるから、吸ってる
フリしておれば、エエねん。」
著者
「・・・・・」
(かなり行き詰ってたので言うとおりにする)
これが喫煙のはじまりでした!
先輩
「とりあえず火~つけないかんな。」
(著者おもむろに花火のように、
タバコを指でつまんだまま火をつけた)
・・・燃えた。
先輩
「お前アホか?ホンマに知らんねんな。
とりあえずオレがつけるわ。」
(先輩はタバコに火をつけ著者に手渡した)
5分経過・・・
ただただ、タバコは燃え尽きるだけ・・・。
先輩
「あかん、とにかく煙ふかしてる感じにしよ。」
(もう1本渡された)
先輩
「見よう見まねで、ふかしてみろ。」
(とりあえず吸って口の中にモワッとなった
瞬間に口を開けブワッと煙を吐き出す)
先輩
「なんか、汽車みたいやな・・・」
「わかった、言う通りにせぇ。口に煙が入ったら
深呼吸してみろ。」
著者
「深呼吸?」
先輩
「せや、普通に深呼吸すればエエからな。」
(言われるがままに、煙を含んで深呼吸・・・)
ゲホっ!グォホッ!ベホっ!
デホっ!ガホっ!ボほっ!
23年間の人生において
初めて経験するムセ方だった・・・。
涙目で先輩をチラっと見ると・・・、
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」 → 目がキラキラしてる・・・。
先輩
「
「おもしろい!中学生みたいや!」
「お~い、みんな来い!おもろいぞ!」
その冬の忘年会の一発芸にも当てられ・・・・。
先輩
「○○がタバコを吸います!どうぞ!」
・・・という具合に見世物にされ、
いつのまにか普通に喫煙者の仲間入り。
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23歳にして喫煙者となり、
人生初のタバコの銘柄は、
「Cool」
(先輩が吸ってたメンソールです)
当時の自分にとっては、
あまりに強かったため、
「マルボロ メンソール」
「マルボロ ライト」
「キャスターマイルド」
などを転々と味見。
結果、
「マルボロ ライト」で
落ち着き、そこから喫煙者として、
20年歩むことになりました。
・・・つづく。