第309話 禁煙記録②「吸ったきっかけは・・・」 | 鈴鈑工業のブログ

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板金屋さんの一喜一憂

タバコを吸うきっかけになったのは、


学校を卒業して「新社会人」になった


ことですかね。



学生時代は、意外にも


『超・嫌煙家』


でした。


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今から約20年前。


社会人として


23歳の時に世間へ飛び立ち、


わずか4ヵ月後くらいに


新入社員としての「洗礼」を受け


タバコに手を出しました。


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今でこそ、


問題視されていますが、


「ハラスメント」の連続のような時代でした。


当時、勤務していた職場では、


すでに「喫煙室」が設けられていて、


デスクでスパスパ、という光景では


なかったのですが、嫌煙家だった私に


とっては、喫煙室なんて意識の中に


無い空間でした。

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仕事に行き詰まり、


勤務時間中にグッタリしていた私を見て、


ある先輩が声を掛けてきました。



先輩

「おい、○○!ちょっと来い。」


(ついて行った先は、喫煙室)


著者

「え、私、吸いませんよ・・・。」


先輩

「ええから、ええから。」→関西の人


著者

「でも、吸わない私がここにいたら、

サボッてるみたいじゃないですか・・・。」


先輩

「そやな、これ持っとけ。」

(タバコを1本渡される)


著者

「持ってるだけなんて、余計に

不自然ですよ。」


先輩

「もっともや、火~つけとこ。」


著者

「・・・やっぱ、席に戻ります。」


先輩

「まぁ、待て。お前タバコ吸えへんから、

休憩する時間が無いんや。喫煙室に

入ってたら、少しは休めるから、吸ってる

フリしておれば、エエねん。」


著者

「・・・・・」

(かなり行き詰ってたので言うとおりにする)


これが喫煙のはじまりでした!


先輩

「とりあえず火~つけないかんな。」


(著者おもむろに花火のように、

タバコを指でつまんだまま火をつけた)


・・・燃えた。


先輩

「お前アホか?ホンマに知らんねんな。

とりあえずオレがつけるわ。」


(先輩はタバコに火をつけ著者に手渡した)



5分経過・・・


ただただ、タバコは燃え尽きるだけ・・・。


先輩

「あかん、とにかく煙ふかしてる感じにしよ。」

(もう1本渡された)


先輩

「見よう見まねで、ふかしてみろ。」


(とりあえず吸って口の中にモワッとなった

瞬間に口を開けブワッと煙を吐き出す)


先輩

「なんか、汽車みたいやな・・・」

「わかった、言う通りにせぇ。口に煙が入ったら

深呼吸してみろ。」


著者

「深呼吸?」


先輩

「せや、普通に深呼吸すればエエからな。」


(言われるがままに、煙を含んで深呼吸・・・)


ゲホっ!グォホッ!ベホっ!

デホっ!ガホっ!ボほっ!


23年間の人生において

初めて経験するムセ方だった・・・。


涙目で先輩をチラっと見ると・・・、


にこアオキラ」 → 目がキラキラしてる・・・。


先輩

「おもしろい!中学生みたいや!」

「お~い、みんな来い!おもろいぞ!」



その冬の忘年会の一発芸にも当てられ・・・・。


先輩

「○○がタバコを吸います!どうぞ!」


・・・という具合に見世物にされ、

いつのまにか普通に喫煙者の仲間入り。


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23歳にして喫煙者となり、


人生初のタバコの銘柄は、


「Cool」

(先輩が吸ってたメンソールです)


当時の自分にとっては、


あまりに強かったため、


「マルボロ メンソール」

「マルボロ ライト」

「キャスターマイルド」


などを転々と味見。



結果、


「マルボロ ライト」で


落ち着き、そこから喫煙者として、


20年歩むことになりました。



・・・つづく。