第280話 京都出張 第二章『稲荷』後編一歩手前 | 鈴鈑工業のブログ

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板金屋さんの一喜一憂

雪もほどなくして、やみ、



足がパンパンになった時、


ようやく頂上であろう、一の峰に到着・・・。



一の峰には、末廣大神が奉られている。


頂上ではあるが、特に展望台があったり


するわけでは無い。


休憩所があるが、ここに住むっていったい・・・。


どうやって買出しとかいくんだろう???




頂上にもやはり「御塚」が沢山あり、



すさまじい数の鳥居が・・・。



所狭しと、並んでいる。





さて、下るとするか・・・。


登った分だけ、下りねばなりません。


グルッと回る順路なので、


別ルートからの下山になります。



下りる、下りる、



ひざが「大笑い」の状態です。




少し平坦に来ました・・・。ホッ!



薬力の滝


少しのぞいてみるか。



ふむ、滝と言えば滝だ・・・。


手を差し伸べ、流れ落ちる水を受け止める。




急に後ろから声が掛かる。




狐に似た女性

「ここにも滝があったんだぁ~」

「向こうにも地図に無い脇道を行くと、

白滝っていうのがあったんだけど、

そうかぁ、せっかく行ったんだから、

そこでも滝で手を洗えばよかったなぁ」


著者

「・・・・」


狐に似た女性

「行ってみるとイイヨ♪」

「そこにも滝があるから!」


著者

「はい、ありがとう。」


女性は、一人で参拝しているらしく、


ケラケラケラっとした、人懐っこさで


行ってしまった。



下山を急ごう。


陽も暮れてきたし。



足がゲラゲラ笑うのを押さえ、


とにかく下山。



半ば、勢いに任せて下りる時もあったが、


腰にきたのでブレーキ。



下へ下へと向かう。



おや、狐の絵馬!


絵狐か。



立て札を見て、順路を確認した時、


ふいに、順路の示さない道が目に入る。



さっきの女性が言ってた、滝があるのかな?


何気なく足を向ける。



何ーーーーっ!


今度は、谷の底かいな・・・。


先が、かすんで見える。


まぁ、どうせ下りるしイイか。



〔後編へ続く〕