第266話 人生経験論18-② 『見えないものを視る』 | 鈴鈑工業のブログ

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板金屋さんの一喜一憂

一つの例を挙げます。



この写真、


近くの神社の例大祭の写真です。


フラッシュ無しで撮影しました。


朝から夕刻までの間、


市内を練り歩いた「神輿(みこし)」が


境内に戻ってきて、


最後、社の中に御魂を入れするために、


「押し引き」する儀式の真っ只中です。




フラッシュを使用して撮影してみました。



沢山のオーブ(玉響:たまゆら)が


写ります。



何枚撮影しても写ります。



オーブ現象自体は、


「ほこりや、光の屈折や、乱反射」


などで科学的に証明されていて、


デジカメ時代になってから、よく写る。



なんて、話や、



いやいや、


霊魂だ、心霊だ、



なんて、話が、


ずーーーーと、


昔から繰り返されています。



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この写真のオーブが、


「ほこり」か? 「霊」か?


を言いたいのではありません。



カメラの条件を変えると、


肉眼では、


「見えないもの」


が、


「見える」


ということです。




余談ですが、


この写真は2007年に撮影し、


そこから、3年後の2010年


まで、毎年、同じカメラで


例大祭の写真を撮影しましたが、


2007年以降は撮れていません。


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菌にしろ、ほこりにしろ、


日頃から、肉眼で見えないものばかりです。

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著者は、これまで、


様々なものを「視る」


努力をしてきました。

自分で言ってるぐらいですから、

たいした努力じゃ、ないでしょう。


その中でも、


「人」に関わる「見えないもの」には、


いまだ苦戦中です。



人の本心

人が発する言葉の真実

人の努力

人の願い

人の想い

人の背負うもの

人の痛み


全部ではありませんが、


「形状」として残らないものがほとんどです。



製造業である以上、


できた製品を見て、


その努力や苦労は「想像」できます。



ただ、


「継続する努力」「願い」「痛み」「本心」


などは、



「想像」するだけでは、


なかなか「視る」ことができません。



著者が、今、課題として取り組んでいるのは、



「想像」+「相手の行動」+「相手の言動」

+「相手の姿」+「相手の背負うもの」


を見て、考えた上で、


「さらに想像」


することが、


「視る」


ことへ、つながると信じ、



日々「意識」し続けることです。


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著者の好きな言葉の中に、


こんなのがあります。



成長しようとする者にしか


壁を感じることはできない



これはもしかしたら、


「見えないものを視る」


を選択した人が、


残した言葉なんでしょうね。