第70話 人生経験論5 『その土地に敬意を払う』 | 鈴鈑工業のブログ

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板金屋さんの一喜一憂

5回目となる著者の人生経験から得た、


教訓は、「その土地に敬意を・・・」である。



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職場であれ、自分の住む場所であれ、


とにかく生きていく中で、多くの時間を過ごす


場所は極力「きれいに」する。




「その土地」には、もともと建物なんかなかったハズ。


人間が後からやってきて、我が物顔で居座っている


だけ・・・。



・・・と、考えれば、



実際には、その土地で仕事をさせてもらってる、


その土地で生活をさせてもらっている、


という思いが湧き上がる。




そんで、その土地で、火を使い、水を使い、


排泄している。



だからこそ、「きれいに」使うことが、


最低限の敬意の表し方なのでは?



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昨年、折しも、


「トイレの神様」なる歌が流行し、


涙をさそわれた方も多いのではないでしょうか?


(紅白でも歌われていましたし・・・)



「トイレをきれいにする」、


は、昔から、なぜか言われています。



商売人の間では、何はなくともトイレをキレイに!


っとまで語られたりします。



トイレをキレイにすると、お客さんが集まるそうです。



私も過去に飲食業を営んでいた時期がありましたが、


やはり、「トイレはキレイにすること」を心掛けました。



また、その職場において、「トイレ掃除」を担当している


従業員さんは、健康に長く働いている人が多い気もします。



それを知ってか知らずか、トイレ掃除を当番制にしている


会社は、人の入れ替わりが少ない傾向にあることも


よく耳にします。



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私ごとですが、


私は過去、人生において


通算15回の引っ越しを経験しました。



一番距離が離れていたのは、


大阪→神奈川間ですが、


学校は、


小学校4回転校、


小、中、高、大、すべて別の土地から通学


していました。




社会人になっても8回引っ越ししています。



振り返ると、土地に敬意を表したこともないし、


ましてや、土地に根を張るなんて考えたこともない、


という生き方でしたので、全部とまでは言わずとも、


何か所かの土地からは、「はじかれた」んだと、


感じます。



ただ、「土地」を意識し始めた、8年前からは、


ずっとここ「大和」に居ついています。


自分の中では、最長期間です。



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「掃除」、「整理整頓」、


は、昔っから聞かされる単語であり、


不思議と「面倒臭いなぁ」と、体が拒むことの


多い単語でもあります。



でも、前にも書いたように、


「面倒だと思うこと」をあえてやったこと、の中に、


掃除と整理整頓も含まれています。


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長くその土地にお世話になりたいと少しでも思ったら、


その土地に敬意を表してみてはいかが?