別れる 話し合いの中で

「ずるい!」

「何が?」

「君だけ 親の残した財産があるのに
 こっちの家まで半分取られる     
 俺の方が 損や!」

「はあ?」

「そっちの家も半分に分けないと不平等や!」


いつもの私だったら
大声で怒鳴られると我慢していたから
夫は今回も同じように
大声で怒鳴れば私が
相続した家の半分を渡すと
安易に考えていたのだろう。

でも私はその件について
離婚を言い出す前に
しっかり調べていた。

夫は息子に
私がもうそんなに長くは生きない。
私が亡くなったら
私が父から相続した財産も家も手に入ると。
もし 私が長生きしたら
自分の老後の 世話をと言ってたと聞いた。

そんな身勝手な話があって
いいわけがない!

その話を聞いた瞬間
絶対に親が必死に働いて
倹約して貯めて買った家を
あんな悪人に取られたくないと思った。



「親から相続したものは
財産分与の対象にはならない。
それに 夫婦で住んでた家は
共有名義になってるし
結婚して20年以上だから
法律で妻に半分権利があると
決められてるのよ。
それをわかって言ってるの?」

「それぐらい知ってる。
 でもあまりにも不公平やから
 君やったら誤魔化せると
 思ったんやけどなあ。
 な~んや。
 知っとんのか!?    」

はあ〜〜😓

こんなひどい人間だったとは!

人を見る目がなかった自分が情けない😣

後悔先に立たず。。。