塩水で育てる作物についてのコメントは、以前させていただきました。


http://ameblo.jp/suzu-tech/entry-10160764558.html


今回の視点は、塩類集積土壌でも生育する植物を利用し、それをバイオマスとして、食料、エネルギーに利用していこうという視点です。


http://wiredvision.jp:80/news/200812/2008120923.html


塩類集積土壌で作物が栽培できれば、現在の世界の灌漑農地が50%増えるとのこと。

バイオ燃料に利用するバイオマスを育てるには格好の場所だと思います。

塩水で作物を育てた場合、一番の問題になるのが、塩分の過剰集積だと思います。

完全に地上に上げてしまうと、塩田のような状態になることも考えられますが、海水を使った田んぼのような状態であれば、蓄積は少ないと思います。

また、河口の海水と河川水が混ざったような場所であれば、濃度も低いので、そのまま利用は可能だと考えられます。


やはり、この記事に書いてあるとおり、バイオエネルギー要の作物は、現在利用できない土地を切り開いて行うべきだと述べている。

食糧危機が論じられている今、これは重要な問題で、このような条件で農地を増やさなければ、食料はますます減産の方向で進んでいき、先進国と開発途上国の差はますます開くばかりで、食料難民がますます増えると思われます。


東京工科大や、東京農大では、そんな観点から、耐塩性植物の研究が進められている。

非常に興味深い問題です。