さあ、薬注された水は、よく混合されます。
最初に入れた次亜塩素酸ソーダで殺菌をし、次にPACという、凝集剤を入れます。
水道法では、供給する水道水のPHは、5.8~8.6と決められております。
次亜塩素酸ソーダはアルカリ性、PACは酸性です。
薬注することでPHが酸性側になりやすいので、水酸化ナトリウムで中性になるように調整します。
PACは、中性の水の中で、綿のような状態になります。
それが、水中のゴミをtかみ来る未婚で、水の中に沈み、ゴミを除去します。
幅2.5mぐらいの水槽にまずは入れられます。
川から持ち込まれたゴミや懸濁物質を、PACを使い粒を大きくして水の中に沈めます。
こんな濁ったようなふわふわした物が入った状態になります。
水の中に薬品を入れるだけでは簡単にはゴミは沈みません。
このような攪拌機を、ゆっくりと回します。
水槽の中を進み、PACが周りのゴミを掴んでくっつきあい、水の中に沈みやすくなります。
この攪拌機も、速い速度で回すとフロックが壊れてしまうので、壊れない速度で設計します。
そしてこの羽根の付いた反応槽は3つ並んでいます。
この写真は、最初と2番目の槽の仕切りです。
上半分に穴が開いています。
2番目と3番目の仕切りには、下半分に穴が開いています。
水槽に入った水は少しづつ次の槽に移動します。水槽の上の方にある水は、上のまま通過しないように仕切り板の穴位置を変え、均一に水が混ざるような構造となっています。
こんな所に噴水が付いてますねえ。水が売るほど有るから付けてるわけじゃありません。
これはできたフロックが浮きやすい状態で集まった物を、噴水の水滴で固まりを壊し、水中に沈めるために巻いています。
このように水面に波紋ができますね。
これで壊します。
固まりといっても、非常にふわふわしている物なので、このくらいの水滴の刺激でも、簡単に壊れます。