良く晴れて、風もなく、とても気持ちのいい日でした。
お天気に誘われて、海を眺めてきました。
空気が澄んでいるのか、遠くまでくっきりと見えます。
心まで晴れていくような海です。
墓じまいをする日が近づいて来て、
「やっぱり、なんか引っかかるものがあるよね」と言う妹の言葉。
私だって、すすんでやりたいわけじゃないけれど、将来を考えると
どこかでちゃんとしないといけない、
それをするのは自分の役目だと思うから決めたけれど・・・
寂しいのは寂しいものです。
自然に返す。この海に返す。
決めていても、いいのかな?という思いもあり、
かといって、私がいなくなれば、みんな遠いし、年もとれば
これないのは分かっているし・・・そのまま無縁墓のように荒れてしまう
のは忍びないし・・・
決めたとはいえ、迷いがないかと言えばそうとも言えず・・・
精一杯、前向きに考えたつもりだけど・・・
癌という病が考えさせた将来の事。
癌と向き合っている人は、心の中に再発という不安がある。
もちろん、いつ誰がどうなるかわからないといえばそうなんだけど、
それとはまたちょっと違うような気もします。
決して、悲観的に考えてるわけではなく、
事実として受け止めているだけなんだけど・・・
そんなことを考えながら、眺めてきた海。
穏やかに澄んだ海でした。