自宅へ着く。
「ハナ~」と呼ぼと、キョトンとした顔で見ている。
ここらが猫、
犬ならばちぎれんばかりに尻尾をふって飛びついてくるだろうが・・・
部屋は妹がベッドまできれいにしてくれていた。
どうせ寝たり起きたりの生活になるんだからね、という配慮からだ。
私がいない間、ハナが私のベッドで寝ていたらしいので尚更、念入りに!
まずは自分の椅子に座り、お茶でも飲んで、実感を味わう。
すると、ハナが「にゃ~」とやってきた。
そして、膝の上にきてスリスリ、
「帰ってきたのにゃ~」とでも言ってる雰囲気です。
寂しかったんだなと愛しくなります。いい子、いい子
夕方になり、娘も帰宅。
揃うと、やはり、抗がん剤治療の意見交換会。
妹は 「しなくてもいいんじゃない?! これ以上、やせて、
体力落ちていくのは、かえって良くないんじゃない」 (この時体重41キロ)
息子は 「やってみて、辛かったらやめる、で良くない?」(チャレンジしてほしそう)
娘は 「母さんの判断に任せる。どっちでもいいよ。母さんがやりたいようにやって
、何でも受け止めるから」(STとして、患者さんの看取りもしているので達観?!)
子供たちには日ごろから、私にもしものことがあったら、
どういう状況でも隠さない、
延命治療はしない、
私がもし、死んでも悲しまないで、と言ってある。
私は十分、生きた。いろんなことがあったけど、その時々を一生懸命生きてきた。
だから、悲しむ必要はない、お疲れさん、と送ってほしい。
と、言ってあるのです。
みごとに三者三様!
はてさて、どうしたものか?
少し、考えてみるね、と、終了!
ゆっくり寝て、調べられることは調べて、決めればいいや