カワイソウって
外から入ってくる言葉だと、私は考える。


なにか起きたとき、
「私、カワイソウ!」
って、まず思わないと思うのよ。

おまじないって、
漢字で書くと、
《お呪い》
なんだけど、
《呪い(のろい)》
と同じ字なんだよね。


色んなブログ記事や、
マンガや小説を読んで思ったことと
自分が体験したことを合わせてみたら、
《カワイソウ》
も呪いのようなものじゃないかな…?
って思ったの。


自分のことをカワイソウだと思っている赤ちゃんはまずいないと思うのね。
で、だいたい、4、5歳くらいから《カワイソウ》を知る。

例えば、

お母さんいなくてカワイソウ。
お父さんいなくてカワイソウ。

大人が話してたことをそのまま受け取って、
子どもの間でも広がっていく《カワイソウ》


でね、
問題なのは、
本人が自分のことを《カワイソウ》だと思っていなかったのに、周りからの《カワイソウ》の言葉で自分のことを《カワイソウ》だと思い込んだ時。

その瞬間、ただの言葉から変わり
《カワイソウ》の呪いがかかります。

夢枕獏さんの小説『陰陽師シリーズ』の安倍晴明がよく言う〝呪〟と同じ感じだと思う。


《カワイソウ》という
お呪いがかかっちゃったんだ。


1度、《カワイソウ》の呪いがかかると
何にでも《カワイソウ》をくっつけようとする。
時には、《カワイソウ》を使って人のやさしさや愛をもらおうとしたりもする。
スネる原因にもなるし、
ひねくれてしまうきっかけにもなる。

で、この呪いは大体自分でかけてる。
「この人を不幸にしてやろう!」
みたいなこと考えて、呪いをかけようとしてる人ってそうはいないと思うのね。
言った人は悪気がなかったり、
心配していっていただけだったり、
ただのうわさ話だったり……。

だから、
だいたいは言われた言葉を呪いに
自分の中で変えてしまっている。

これをとくには、
まず、呪いに気がつくこと。
これだけでもとける人は結構な数いると思う。
とけない人は、
カワイソウだと思っていた自分や
カワイソウだと思っていたできごとを
本当にカワイソウだったのか、
ひとつずつひとつずつ
ていねいに確認してといていく。

みんな魔法使い。
呪いもとける。


誰かに言われた言葉を、
呪いに変えてしまう人がどれだけいるんだろう。
外からかけられたから、
自分ではとけないと思っている。
とけるよ、自分で。
かけたのも自分だよ。

自分で何を選ぶかが重要っていうのも、
自分にどんな魔法をかけるのか?
ステキな魔法なのか、呪いなのか。

そんなことを昨日、
寝る前に考えてましたニコニコ


カワイソウって言葉が
悪いんじゃなくて、
それの使い方だったり、
受け取り方だったり…。
材料がそろうと呪いになってしまうんだろうな。


ということは、
カワイソウだけじゃなく、
シアワセの魔法もかけれるってこと♡


鏡に向かって
「カワイイ♡」
って魔法をかけていたら、
旦那くんに見られてしまい、
ちょっと気まずい思いをしたりのでした。


みなさま、
よい夜を…♡

りの🌹