抽選で初日含めて3公演申し込んだけれど全てハズレ、先行日も午前中仕事で参戦したのはお昼頃。

座席は2階真ん中列くらいで、オペラグラス大活躍。

それでも最初の週に観ることができてラッキーでした。

 

実際観ての感想ですが、これは1回観ただけでは、よくわからない。

何回か見ているうちに新たな良さがわかってくるミュージカルでないかと思いました。

 

1幕目はちょっと間延びしている感じでした。

そこはセリフで言ってほしいところも歌うので、なんかヘンだなあと感じたり。

私はレミゼとか全編歌のミュージカルも好きですが、このGALに関しては「歌でなく普通にセリフで言って」と思うところが1幕ではいくつかありました。

 

それがデオンが出てきたら、急に面白くなり、舞台が引き締まったような感じがしました。

そして2幕はとても面白かったです。

スピーディーで場面変化、人物の登場の仕方も面白く引き込まれました。

 

ゴーストの萩原さんは彫刻のようなお顔で、衣装もお似合い。

とても器用な俳優さんだと改めて感じました。

歌声が素晴らしく笑いも取っていました。

 

フローの谷原さんの滑舌のよさにはびっくり。

感嘆しました。

ものすごい努力家なのでしょうね。

ナイチンゲールに通じるところがある女優さん。

2幕後半のあの気迫!

素晴らしかったです。

クリミアの姿はまさに天使で可憐でした。

 

このグレイとフローはとにかく出ずっぱりで、1日2公演演る土曜日はちょっと想像できません。

 

デオンの岡村美南さんは相変わらず華がありました。

一気に劇場内の空気をさらっていく感じ。

剣さばきもカッコよくてかっこよくて。

 

アンサンブルのみなさんは、いったい一人何役やるの?というくらい大活躍。

 

きららさんの力強い歌声、木村さんの透明感ある歌声。

 

町まりさんのクレイジーフォーユーを思い出させる明るいシャーロット。

 

ラスト近くのクライマックスで、劇団四季からのスローガンともいうべきメッセージをしっかり感じました。

 

ラストの照明がとてもきれいで、舞台から遠い2階席真ん中あたりの列の私も、劇団四季と制作者さんからの優しさに包まれている感じがしました。

 

オリジナルミュージカルを創るのは大変なことと承知の上で、失礼を言わせてもらうと、このミュージカルは歌が弱いように感じました。

印象に残った曲は公開前に発表された2曲くらいで、もう一度あの曲を聴きたいというのがなかった、というのが今日の正直な感想。

これからも何回か通う予定なので、この気持ちもそのうち変わるかもしれません。