前日予約でライオンキングへ行ってきました。
大好きなシーンは3つあります。
1つは1幕最初の「サークルオブライフ」
そして1幕途中のスカーとハイエナの「覚悟しろ」
2幕終盤のシンバがプライドランドへ戻る決心をしてからの「お前の中に生きている」
要するに集団のダンス、歌が大好きなのです。
最初のサークルオブライフ
今回は後ろ(2階席)からレイヨウの声が聴こえてきて、ますます立体的な音響となり、壮大な感じが高まりました。
ワンバイワンでは、センター下手通路側の席だったのですが、すぐそばで黄色と青の衣装の女性(佐々木陽菜さんでした)が歌ってくれて、歌声はもちろん響きましたし、甘い香りがそこはかとなく漂ってきて、ちょっとドキドキ。
鈴木釉佳之さんラフィキ。
いつもサークルオブライフは歌いながら笑顔で、ああ、この歌は祝福、喜びの歌なのだなと、うれしい気持ちが伝わってくる大好きなラフィキです。
内海雅智さんムファサは愛情深いお父さんライオンで、瑛太郎君ヤングシンバととてもお似合い。
髙橋基史さんスカーは初めて拝見したけれど、内海さんと比べやはり弟らしい若々しい感じがしました。
高橋さんはガストンでも観ているせいか、ついつい親しみを感じ、兄に対する劣等感や屈折した気持ちはわかるし、あまり悪者とは思えませんでした。
黒川輝さんティモンはパペットと黒川さんが同じ顔をしているところなどじっくり観させてもらいました。
今回特に印象に残ったのはハイエナトリオ。
シェンジの山中由貴さんは以前から声がきれいで認識していましたが、今日はバンザイやエドも元気で台詞の言い方や動作がおかしくて、思わず誰?とキャスト表をチェックしてしまいました。
カーテンコールで3人が並んで立ったらバンザイ役の光山優哉さんとエド役の熊川 剣一さんがとても背が高くてびっくり。
あの背の高さでハイエナ役をやるのは、ずっと背をかがめていなければならず辛いでしょうに、俳優さんも大変ですね。
山下泰明さんシンバ。
歌は力強くて明るく若々しいお声。
動作は機敏だし、あのライオンらしい動きは柔軟。
最後にプライドロックに登る時の表情は決意を固めた威厳のようなものがありました。
最後の雄叫びも。
何回も観たいお気に入りシンバです。
空良さんナラもキリッとしていました。
ナラの聴かせどころのシャドウランド。
私はかつて濱田めぐみさんナラがシャドウランドの最後あたりで「戻ってくるわ〜帰ってくるわ〜🎵」と力強く歌うのを聴いて、それまで他の役者さんだとそんな歌詞だとは気づかなかった(ぼんやり聴いていたのかも)のでとても感動した思い出があります。
それ以来、このシャドウランドのポイントの1つがここがはっきり聴こえるかどうかです。
今日の空良さんは聴こえたけれど、もうちょっとそこを力強く歌ってほしかったかな。
今日もシンバがプライドランドへ戻る決心をしてからのアンサンブルと一体となった「お前の中に生きている」の迫力が素晴らしかったです。
このシーンを観るだけでも何度でも来たいと思った舞台でした。