達郎さんがビーストデビューされてから、観にいきたくてしかたなかったのですが、3月1日のチケットを持っていたので、おそらく3週間はいてくださるだろうと我慢我慢。

2月26日の今週のキャスト発表で、なんと私の好きな俳優さんばかり。

思わず心の中でガッツポーズをしました。

 

ルンルンで出かけた舞台、もちろん素晴らしかったです。

まずベルの登場シーン。

本を下ろすと出てくる五所真理子さんベルの明るく目を輝かせた笑顔。グッときて、思わず涙が出そうになりました。

まさに「これよこれ〜🎵」という感じ。

 

かわいくて優しく、頭がよくて、ユーモアがあって、まさにベル。

「チェンジインミー」の熱唱はいくら拍手してもしきれないくらいでした。

 

五所さんは小柄で、舞台俳優としてそれは不利かもしれないけれど、それがどうした、素晴らしい演技力。

 

今日のビーストとスープを飲むシーンの「ついてる^_^」のシーン、とても自然で優しく、ビーストでなくても、こりゃたまらないだろうなと思われました。

 

達郎さんビーストはさすがというか、もう最初の王子からビーストになってバラの花に近づくところから絶望感が伝わってくる歩き方で、引き込まれるばかり。

 

「愛せぬならば」の熱唱は、歌声の美しさはいうまでもなく、歌詞が台詞なのでビーストの後悔する気持ち、自分はもうだめじゃないかという絶望感が半端なく伝わってきて、最後のマントをひるがえす動作まで圧倒的で、1幕終わった直後、私の隣の若い女性はハンカチで目の涙をぬぐっていました。

 

私は2幕の達郎ビーストもとても好き。

まずあの不器用なダンス。

そりゃそうですよ、ダンスが上手いわけない。

子どものまま大人になったようなものだもの。

でも必死になってベルに合わせて踊って、ベルのサポートでいつのまにか楽しんでいるダンス、そこがいいんです。

 

そしてベルを帰してからのルミエール、ビースト、ミセスポットの3人のシーン。

私は今までに何回もこのシーンを見ているけれど、今日のシーンが一番よかった。

ビーストがミセスポットを見つめ、そしてミセスポットが言う「やっと愛することを知ったのね」が、間といいセリフの言い方といい、切々と胸に響き感動しました。

 

ミセスポットの戸田さんは、マダムブーシュで観たことありましたが、ミセスポットもぴったりで全く違和感がありませんでした。

 

雲田コッグスワースは私が一番好きなコッグスワースで、最初の登場からいろいろな動作で笑わせてもらいました。

 

大木さんルミエールも雲田さん相手だとよりテンションが高くなるような。

サービス精神満載で、今日も楽しませてもらいました。

 

私は朴悠那さんバベットも大好きで、かつては四季への感想アンケートで「バベットをやった俳優さんは華があるからぜひベルをやらせて」と書いたくらい。

今日も観ることができてうれしかったです。

 

実は私は唯さんビーストのファンで、かなり追っかけもしたので、今日の魔法がとけてビーストが王子に戻ってからカーテンコールまで、唯さんビーストのふくらはぎはすごかったなとか、コッグスワースを抱き上げるのが大変そうだったな、モリースに挨拶する場面では唯さんはここでちょっと気まずそうな表情をしていたなとか、いろいろ考えてちょっとセンチになりました。

 

でももういいんです。

これからも劇団四季の美女と野獣が楽しみ。何回も通いますよ。

 

今日の舞台はいつまでも忘れられないものになりそうです。