境界線を引く行為
=
「自分が自分らしく生活する権利」、
「自分という人間の尊厳を守る権利」を守ること
アドラーは、
「これは誰の課題なのか?」という視点から、
自分の課題と他者の課題を
分離していく必要がある、
と述べています。
ミリオンセラーの本
「嫌われる勇気」には、
『あらゆる対人関係のトラブルは、
他者の課題に土足で踏み込むこと、
あるいは、
自分の課題に土足で踏み込まれること
によって引き起こされます。』
と書かれています。
そして、
【誰の課題かを見分ける方法】は、
「その選択によってもたらされる結末を
最終的に引き受けるのは誰か?」を考えます。
【自己受容のワーク】
⑴
人に対して境界線を引いたとき、
相手に対して「ノー」と言ったとき、
どんな感情が湧いてきましたか?
その感情に気づいたら、受容してみましょう。
⑵
相手から断られるとか、
相手から「ノー」と言われるとか、
人から境界線を引かれる機会があったら、
そのとき湧いてくる感情を受容してみましょう
その時の気持ちを
そのまま言葉にして受容します。
「ノー」と言ったときの自分の感情と、
「ノー」と言われたときの自分の感情を
受容できるようになるでしょう。
これを続けていくと、
気楽に相手に「ノー」と言えるようになるし、
また、相手から「ノー」と言われても、
あまりダメージを受けなくなります。
ちなみに、かつての私は、
「断られる」には、
「嫌がられる」とか、「否定される」という
イメージがありました。
そして、
「自分のことを受け入れてもらえない」
と感じて「惨め」を感じていたのです。
ものすごく、他者に自分を
受け入れて欲しかったのです。
自分が自分を受け入れることを
していったら
「NO」に対する恐怖心が無くなりました。