海松の作者の方についての、続きです。




前回は→







大好きな海松の文様の、載っていた本、


は、図書館で借りた本でしたので、


しかも、10数年前に借りて、名前も覚えていませんでした;;




アマゾンで、それっぽいキーワードを入れて


いろいろ探して、これかな?というのを数冊


もう一度借り直してみました。




そうしたら、やっと見つけたのがこれ。




『日本文様辞典』


著者:片野孝志


出版社:河出書房新社 (1984/11)




…というわけで、出版社に電話してみましたが、


とても古い本で、担当の者が変わってしまったため


連絡が取れない。とのこと。




そこで、


片野孝志さんの、別の著作はないのだろうかと


探して、こちらを見つけました。




『日曜プリンター』


著者:片野孝志


出版社:印刷学会出版部(1976)




”だれにでもできる版画”


という、サブタイトルが付いていて、


日曜大工的に、版画をおうちでやるのではないか?


と思わせる題名!


とても、鈴木文具店的な内容なのではと


ものすごく惹かれました。




でも、近所の図書館の検索には出てこなくって;;




内容を読んでもいないのに、大変申し訳ないと思いつつ、


印刷学会出版部の方にお電話してしまいました。




すると、最初、


『うちではその本は扱ってません;;』


と言われてしまいましたが、




とても古い本なんです!




と、食い下がると(すみません;;)




調べてきてくださり、ありました。と!




ただ、やっぱり、古すぎて、当時の担当の方がいらっしゃらない。




でも、著者の方とは、連絡を取り合っているはずなので、


調べてくださるとのこと。




『本を、読んでも、買ってもいないのに、申し訳ありません』




とは、言えませんでしたが、お願いしてしまいました。







次の週くらいに、


『連絡先が分かりました!』と電話。




片野孝志さんは、残念ながら、数年前にお亡くなりになってしまい、


奥様が対応してくださったとのこと。




(この場をお借りして、ご冥福をお祈りします。


私は、本当にただの一読者ですが、


海松には本当に助けられたのです。詳しくは、後述します;;


一言、お礼を申し上げたかったのです…)




文様の活動(詳しくは後述します;;)は、


片野孝志さんと奥様でされていたようで、


現在は奥様がされていて、




東京の赤坂見附のとらやで、展示会を開催していて、


興味があったら見に来られたらいかがでしょう。


と、奥様からご伝言をいただきました。




大変悲しいお知らせでしたが、


奥様とお話できるかもしれないし、


展示会も見に行けるかもしれない!




印刷学会出版部の方(お名前忘れてしまい、申し訳ありません)に、




『こんなに調べていただき、ありがとうございました。


本当にお手数おかけしました。』




というと、




『いえいえ、読者さまのお役に立てるなら…』




とおっしゃって下さいました。


(まだ、読者でなくて、すみません;;)




なんて素敵な方!


お名前を忘れてしまったので、残念ですが、


この記事がひと段落したら、お礼のお手紙を書こうと思っています。




…また、続く、です。