海松の作者の方についての、続きです。
前回は→●
*
大好きな海松の文様の、載っていた本、
は、図書館で借りた本でしたので、
しかも、10数年前に借りて、名前も覚えていませんでした;;
アマゾンで、それっぽいキーワードを入れて
いろいろ探して、これかな?というのを数冊
もう一度借り直してみました。
そうしたら、やっと見つけたのがこれ。
著者:片野孝志
出版社:河出書房新社 (1984/11)
…というわけで、出版社に電話してみましたが、
とても古い本で、担当の者が変わってしまったため
連絡が取れない。とのこと。
そこで、
片野孝志さんの、別の著作はないのだろうかと
探して、こちらを見つけました。
著者:片野孝志
出版社:印刷学会出版部(1976)
”だれにでもできる版画”
という、サブタイトルが付いていて、
日曜大工的に、版画をおうちでやるのではないか?
と思わせる題名!
とても、鈴木文具店的な内容なのではと
ものすごく惹かれました。
でも、近所の図書館の検索には出てこなくって;;
内容を読んでもいないのに、大変申し訳ないと思いつつ、
印刷学会出版部の方にお電話してしまいました。
すると、最初、
『うちではその本は扱ってません;;』
と言われてしまいましたが、
とても古い本なんです!
と、食い下がると(すみません;;)
調べてきてくださり、ありました。と!
ただ、やっぱり、古すぎて、当時の担当の方がいらっしゃらない。
でも、著者の方とは、連絡を取り合っているはずなので、
調べてくださるとのこと。
『本を、読んでも、買ってもいないのに、申し訳ありません』
とは、言えませんでしたが、お願いしてしまいました。
*
次の週くらいに、
『連絡先が分かりました!』と電話。
片野孝志さんは、残念ながら、数年前にお亡くなりになってしまい、
奥様が対応してくださったとのこと。
(この場をお借りして、ご冥福をお祈りします。
私は、本当にただの一読者ですが、
海松には本当に助けられたのです。詳しくは、後述します;;
一言、お礼を申し上げたかったのです…)
文様の活動(詳しくは後述します;;)は、
片野孝志さんと奥様でされていたようで、
現在は奥様がされていて、
東京の赤坂見附のとらやで、展示会を開催していて、
興味があったら見に来られたらいかがでしょう。
と、奥様からご伝言をいただきました。
大変悲しいお知らせでしたが、
奥様とお話できるかもしれないし、
展示会も見に行けるかもしれない!
印刷学会出版部の方(お名前忘れてしまい、申し訳ありません)に、
『こんなに調べていただき、ありがとうございました。
本当にお手数おかけしました。』
というと、
『いえいえ、読者さまのお役に立てるなら…』
とおっしゃって下さいました。
(まだ、読者でなくて、すみません;;)
なんて素敵な方!
お名前を忘れてしまったので、残念ですが、
この記事がひと段落したら、お礼のお手紙を書こうと思っています。