昨日より体調がよく
犬をウッディに乗せて工場へ走らせに行く

ウッディとは・・・
↓これ

~~ドタバタ3ワンと飼い主すずの難病日記~~ワイマラナー・ダルメシアン・バセットとの日々

ぼくの愛車でした。
古いアメリカの車。
車体の横にウッドパネルが貼ってあったことから「ウッディ」と名付けて可愛がっていました。
とてもとても大事な車だったけど・・・
スズの治療費などを捻出のため売っちゃいました。
コイツに乗っていろんなところに行ったね。
今はまた買い戻したい。
どこにいるんだろ?
今、このウッディ乗っている方、このブログ見ていたら譲ってください。
真剣にお願いします。

 
くもりの天気予報だったけどいー天気!
みんな犬と一緒に遊んでくれて犬も喜んでてすっごく楽しかった!
最高の時間。
こんなふうにまた連れてきてあげてほしい。

~~ドタバタ3ワンと飼い主すずの難病日記~~ワイマラナー・ダルメシアン・バセットとの日々

「オレ髪ぼさぼさやな・・・」
オレのロン毛が好きだったね。
今、また伸ばしてるよー。
ワンコも温かい日には連れて行くようにするわなー。


写真を撮ってもらった。


~~ドタバタ3ワンと飼い主すずの難病日記~~ワイマラナー・ダルメシアン・バセットとの日々

これからいさを支えてくれる人たち。
 


この日はいい天気だった。
温かくてワンコを走らせるのには絶好の日だったね。
会社の庭だけど。。。
十分走ってワンコも喜んでた!
途中みんな仕事の手を止めて来てくれた。
余命が短いと言っていたのでみんな来てくれた。

写真に写っていないみんなもありがとう。
そしてスズが去った今・・・・・

ぼくを支えてくれるみんなほんまにありがとう。


犬を家に置いて病院へ。
オカンたちがきて国立の病院へセカンドオピニオンを希望して話を聞きに行ってくれた。
 
「やるだけのことをやろう」とお姉が言ってくれた。
 
夕方帰ってきたけど、やっぱり治療方法はなし
専門の先生が最先端の医療でそう言うならそうなんだろう。
 
希望を持っただけにがっくりきた。
しかたないか。。
 
1~2時間ほど遊んでワンコを置きに家へ。。
その足で急いで病院に戻る。
点滴やらをしないといけなかったから。
スズのご家族がセカンドオピニオンへ資料を持って走ってくれた。
一縷の望みを抱いて。。
結果はまたもや残酷でした。

でも、「やるだけの事をやろう」そう言ってくれた義姉(ぼくから見て)はその後もいっぱい力になってくれた。
義姉が居なかったらその後のスズの余命にも影響したに違いないと思う。
本当に感謝と共に尊敬できる方です。
ありがとう。



部屋を特別室に変わってから頭痛が激しくてしんどかった。
人にたくさん会ったのもあると思う

この日は予定がハードで疲れたみたいだったね。
みんなスズに会いたくて。
しょうがないか~。


今日は酸素を持って帰れた
 
せっかく家に帰れたのに犬たちに挨拶もできないまま二階で寝込んだ
頭が割れるようで酸素不足なのか吸い過ぎなのかもわからない
 
この日より在宅酸素の機械を家に持ち帰ることができた。
薬局の酸素では心もとないからね。
でも・・・・
ほんとに疲れたね。
冷えピタとかで頭を冷やしてそんなことをしてたのを思い出すよ。


真っ先に脳がやられるような気がしてこわかった
最後まで普通でいたいよ。
 



「最期まで人間らしく」そう生きたいと言っていたね。
大丈夫。
スズは最期の最期までがんばって。
ぼくなんかじゃとてもじゃないけど達成できないようなことを何度も乗り越えて。
ほんとにほんとに人間らしく生き抜いてくれたよ。

この時からは想像もできないぐらい長い時間、君と一緒に過ごせた。
それは君が「人間らしく」、ほんとうに人間らしく
「愛し」そして「愛された」からこそ伸ばすことができた余命だと思っているよ。

ぼくは、そんな君の内面の強さと温かな愛情を貰うことができて本当に幸せだったよ。


痛み止めと体制を変えたのが効いて夜中痛みがおさまった
 
ごはんを食べお風呂に入ったらさっぱりした
やっと犬たちを触る時間ができた。

 
いさはこの日ぐっすり寝ていた。
いさもだいぶ疲れているから眠ってくれてホッとした。
 
久しぶりに私も眠れた。

いろんな体勢考えたね。
クッションひいたり、バスタオル丸めて高さを調整したり。
タオル1枚の厚さで楽さが全然違う!って言ってたの思い出すよ。
スズのおかげで、ぼくののベットメイクの技はプロ級になったね。
ぼくのオーダーメイドは看護師さんより上手いってよく言ってくれた。

うれしかったなー。
スズのために何かできるとゆうことは。
ぼくの力の源だったよ。

スズの力の素はなんやったのかなー?
一つはワンコやったね。
しんどくてもいつもいつも気にかけてた。
今も大丈夫やで。
君が僕を訓練してくれたから。
3匹の娘たちのお世話しっかりやってるよ!

この日はいろいろと忙しかったね。
でも、やりたいことひとつできて充実した一日だった。
君に寝顔を見てもらえてたこの時のぼくは、ホントに幸せやったろうなー。

ゆっくり眠ることができた次の日は何があったのかな?


それはまた次の機会に思いだすことにします。


読んでくれてありがとう。


先生に告知された
 
肺にも転移しててもう手術できないと…
 
余命数週間
あまりにも短すぎる。  

絶望でした。
スズに告知する前に主治医より義父と僕に先に説明がありました。
上の内容。。

肺転移が著しく・・・・施す手が無いと言われた。

何かできると思っていたこの時・・・。
義父は号泣で、、、
ぼくはこの後、どんな顔でスズにあったらいいのか分からなかった。

もう手がないとのことだったので、退院させてくれることに。
最期の時まで家でいた方がいいと先生が言ったのを覚えている。

切なかった。


家に帰った
犬たちは喜んでいたけどなんとなく様子がおかしいことも気付いている
 
全員腫瘍を匂う…
わかるんだね。
 

久しぶりに会えたことがよほど嬉しかったのかワンコが大はしゃぎ。
でもワンコも分かっていました。
ゲートを開けて中に入ると腫瘍の部分をクンクン。
悪いんだなとわかったのかいつものように飛び跳ねたりはしませんでした。
どことなく寂しさの伴う帰宅にワンコも反応したのかな?


酸素がないから息が苦しい
いさも私も余命一週間くらいじゃないかと感じている

この時は、急に退院で在宅酸素もなかったから大変だったね。
苦しいと言うので、急きょ妹に薬局で売っているスポーツしたときなんかに使う酸素を買ってきてもらった。
無いよりましかなと思ったので20本くらい買ったかな?
とにかくすぐに吸えるように家のあちこちに置いたのを覚えてるよ。
代用品としては案外良く使えた。


夜中、何度もトイレに起きる
少しでも多く水を出したら体が楽だから出来るだけ出そう。
 
腹水、むくみがすごい
 
いさは腰を痛めてるのに毎回体を起こしてくれる。
 

一人じゃ起きれなくて、ベットもリクライニングベットじゃなかったから。
ぼくが介助して起こしてあげてたね。
懐かしいなー。
この時ぼくは腰を痛めていて、でもスズの体を起こしたりするのに体に鞭打ってたな。
気を張っていたからそれ以上悪くなることはなかったからよかった。
二人して寝込むわけにはいかんからね。

そんな僕の腰なんかより引かない腹水が心配だった。
余命が刻一刻と迫るのが怖かった。


いさの助けがあるから生きていける。
 
息が吸えなくて寝たらこのまま起きれなくなりそうでこわかった。
 

オレはすずと生きることができたことが誇りで幸せだったよ。
今思うと十分ではなかったかもしれないけど・・・・

この夜から死の現実と恐怖が四六時中襲い。
気が休まることはなかった。


告知された日。
残された命をどう使おうか二人で話し合ったそんな夜だったのを思い出します。


つづく話はまた別の日に。



この日はたぶん体力、気力ともに限界だったのだろうと思う。
手術がほんとうに出来るのか不安であることをずっとぼくに漏らしていた。
自分の体のことは一番分かってたんだろうね。

入院8日目 こんなふううに書いていました。


朝9時 先生がきてくれて
息苦しいこと・腹水・咳がでることを伝えると
酸素の量を測りましょうと 右の足のつけねから動脈採血。
 
その後、CTを撮影。
 
先生はすっかりおなか良くなったみたい。
胸を診てもらって、
「先生こんな大きいの手術したことある?」と聞くと
「あるよー。いろんな人がおるからいろんなのしたことあるよ」って。
結構たくさんしてるみたいで良かった。
 
朝はヨーグルトだけ食べた。


腹水がとても増えていて背中が膨らんでパンパンになってた。
時間の許す限り背中や足や腕を摩り少しでも体の中の水を出そうとがんばったね。

ナースさんがマッサージしてあげるといいよーって教えてくれたから。

そんなことしか出来ず・・・
でも何かをしてやりたくて。
必死でマッサージした。

良くなれ、良くなれって念じながら。

体の不安は大きかったものの、この日は一つ不安が取れたみたい。
主治医の腹痛。
入院してたみたいやけどすっかり元気になってて安心したのかな?

主治医の先生は女性でまだ若い。
でも乳腺外科では有名な方でそんな先生がスズの手術も大丈夫と言ってくれたことが力になったに違いない。

腹水で胃が圧迫されて食べれなかったのだろう。
ヨーグルトだけの朝ごはんだけやったんやね。

腹水が引けばな。。。
そんなことを強くおもってた8日目でした。

でも・・・・・
願いもむなしくこの日の検査結果により、次の日悲惨な現実を知ることになるのです。



次の日の事はまた別の日にお話ししましょう。
入院7日目の出来事。

昨晩はなぜかナースセンターが静か
ゆっくり眠れそうな環境だけど
とにかく苦しい、、、楽な向きはないのか?と探すも。。。
なかったげっそり 
 
足もパンパンにむくんでいるし
DVDも見る気力がなかった。

静かな夜は怖いなーって言ってたね。
苦しいと眠れないね。
 
胸に腫瘍があるってこんなにしんどくなるもんなんだね~。
体の機能をこんなに奪われちゃ、
即入院してなかったら訳わからんまま倒れてただろうな。

医者の勧めですぐにその日に入院となったけど・・・・
もし判断違いだったら危なかったやろうね。
偶然なのか必然なのか何かに導かれたのか・・・・。
とにかく入院していて良かった。
苦しい原因も分かっていたみたい。
原因を知るってことはホントはとても辛いことやけど、スズは全部調べて知ってたね。
 
今朝は6時ぐらいに起きてぼーっとしてた
看護婦さんが様子を見に来たので
「苦しくて眠れなかった」と言うと血中の酸素濃度をはかってくれて
健康な人で92を切ったら
ヘビースモーカーで肺が悪い人で90くらいで
酸素注入する値の目安になるらしい
私は90~88くらいで 鼻から酸素吸入器を装着してくれた。
92を保つくらいでするらしい。

肺が白かったもんな。
息苦しいのってしんどいよね。
背中をさすることぐらいしか出来ずとても歯がゆい思いをしていたのを思い出すよ。
手術まであと2日。
頑張れ頑張れって背中をさすった。
それでもスズの不安大きかったんだね。
ぼくに治す力があればなってどれほど思ったか。 

シャワー浴びたらちょっと元気になるかと思ったけど、
昨日より一段としんどいな。
腫瘍はさらにでっかくなっててもう破裂しそうだ。
皮膚が追いつかなくなると破裂することもあるらしい。恐怖。
自分の中にある爆弾。
あと2日もちますように。。。

ほんとにあと2日が遠かった。。。。

この日から腫瘍が圧迫するのか食事がほとんど取れなくなった。
朝食は食べられず
そのあと義姉が買ってきてくれたロールケーキを薄く一切れ食べて紅茶を飲んだだけで
昼食も食べられなかった。
圧迫されてたからお腹が空く感覚があんまりないって言ってたね。
点滴してたからまあいいかなんて言ってた。

とそこへ!事件発生!!!
 
午後から僕がお見舞いに行く予定だったけど
自宅の近所の方からスズに電話があって
なんと 家の外にジャスが逃げてると…あせあせ(飛び散る汗) 
慌てていさに電話、家に向かってもらう。
 
30分ぐらいドキドキしっぱなしだった
ジャスが逃げてるならよもも逃げてるだろう…
2匹目撃されてないならバラバラに?もみは大丈夫?
探しにいかなきゃ、でもどうやって病院を抜け出そうか。。
いろいろな思いが巡ったけど いさに任せて連絡を待つことに。
 
30分経っていさに電話したら。、「3匹とも家で寝てたよ」とのことたらーっ(汗) 
焦った~~~~
逃げてたのは別のダルメシアンだったみたい。

ほんまびっくりしたで!!
逃げられるはずないのにっ!て思ってたのに。。
まあ・・・・ダルメシアンなんて知らない人から見ればどれも黒のブチブチで分からんからしょうがないよ。笑
心配したよね。
でも面白いハプニングで案外楽しんだんやない?
 
その後

今日は血小板輸血を1パックだけ。
  
ただ、昨日からものすごく足がむくんでることを看護婦さんに言うと
「腎臓の機能が悪くなってるのかな」と。。。
 
胃も肺も圧迫されてるし、息ぐるしいのは酸素吸入で大丈夫だけど、自力ではきっとぜーぜーになってる。
足はむくんでパンパン、おしっこもあんまりでなくなって
自分の体をコントロールできなくなってる。

息苦しさに加えて足もホントパンパンだったね。
2まわりくらい浮腫んでた。
ふくらはぎを押すと凹んだまま元に戻らないぐらい浮腫んでたね。
そんなの見ると何かせずには居れない。。。
 
いさがビデオを見ている間、ずっと両足をマッサージしてくれて
そのおかげで何度もトイレに行っておしっこが出た
終わったあとはすっきりして 足がやわらかくなった
 
こういうのって、医療じゃむりだ
人のあったかさだね…
いさの愛をいっぱい受けています。  

そおやな。
2時間くらいずっとマッサージしたかな。
足の裏から足の甲、ふくらはぎに弁慶の泣き所、膝の裏、ふともも。
歩かないから水が溜まったみたいになってたね。
でもマッサージでマシになってよかったよ。

病院にはこんなケアをしてくれる人員も必要なんじゃないかな?
と本気で思った。
ただ摩るだけのマッサージだけど人に触られることで絶対に良くなる部分はあると思う。
ぼくのばあちゃんは、長い間寝たきりだったけど家族が交代で全身をマッサージしたから最期まで床ずれの一つも出来なかった。
簡単なことだけど難しい究極の愛の医療だと思う。
 
DVDを見ながらマッサージしてたけど・・・・

ビデオは難しい話を見たけど
今、脳もぼーっとしてるからよくわからなかった
体の機能を大事なところで使うために
脳もちょっと機能が衰えている感じ
 
今日の腫瘍は過去最大
まあ、自然に小さくなることはないんだけど
そろそろ爆弾が爆発しそうだ
本当にもう限界だなと感じる。
 
ほんとによくがんばってたよ。

先生が言っていた「本当にGWが邪魔」という意味がよくわかる。
 
ぼくらはこの最初の手術の時からその後ずっと連休とゆうものに治療を邪魔され・・・
連休が来るのがとても怖くなった。
そんなGW中・・・・
日ごとに悪くなるのを実感していたスズはこんな風に思っていました。

自分でも思う
ほんとにぎりぎりで 破裂しそうで
明日1日もつかどうかもわからない
 
なるべくそっと扱うようにしている。 
早く手術で無事切除できますように・・・
 
日、一日と具合が悪くなって
今日はほとんど笑顔も見せられなかった
ごめんね。
 
私、手術がんばるからね。
 
その意気!その意気!!!
しんどくて笑顔が見れなくても、ココロの中の笑顔はちゃんと見てたよ。
頑張れがんばれって励ましすぎて疲れなかったか?
今思えば心配それが心配。。。

ぼくが家に帰ってから

お姉が持ってきてくれたDVD「オーロラの彼方へ」を一人で観た。
何度も見たはずだけど、今見るとまた違って見えておもしろかった。
 
明日、またいさと一緒に観たいな。

いい映画やったね。
あんなことがあればいいなって思う。
またスズと話したいよ。
声が聞きたい。
ソファーで寝ていたら「いさくん!上で寝ないとダメよ~」ってそんな声をかけて欲しい。
今日は夢に出てきて欲しいな。

一人映画鑑賞も終わり眠る時間になったみたい。
でも前日の不安が的中してしまった。

寝ようとしたけど、おなかが張ってて気になるからナースコール。
 
体重量ってみたら、入院時43kgだったのが1週間で50kg超えててびっくり!!
どうも食べすぎだけじゃないみたい。
 
当直の外科の先生に診てもらうと、やっぱり腹水で
おなかに水がたまってるみたい。
足のむくみもそうだったみたい。
 
毎日1リットル点滴入れて、なおかつ自分でも普通に水分摂取してるから排出量が追いついてないんだって。
 
でももう手術も近いし、軽度なので大丈夫みたい。
膀胱が圧迫されてて出したくなるから、しょっちゅうおしっこしにトイレへ起きる。
 
この日も4時間くらいしか眠ってないかな。  

腹水・・・。
この時は、まだ心配ない普通の程度だった。
でもこれが後にとても大きな障害になるそんなことはこの時はまだ分からなかった。

次の日の出来事はまた別の日に。
今日もいろいろと考えながら書きます。
シンッと静かな家のリビングで一人ブログに向かう時間がスズと会えるそんな時間です。
入院6日目何があったのかな?


たらーっ(汗)昨晩はよく眠れなかった。
もうどっちを向いても苦しくて…ピーピー延々なってる音も気になるし耳栓して寝た。
よくわかる!
病院の心電図?って言うのかな?
あるレベルから外れるとすごい音なるよね。
スズには必要なかったけど周りの患者さんのが毎日ピコピコ鳴ってたね。
あれは眠れんよ。。。
 
2時くらいまで起きてたかな…目が覚めたら5時半だった。
6時すぎに看護婦さんが採血に来たときはもうパッチリ。
 
今日はなぜか足から採血。左が取れなくて、右足から取って成功。
右に疾患があるので、看護婦さんによってやり方が違うけど
基本的に右に疾患がある場合、血圧は左で、点滴も疾患に遠い右腕から。
でも採血は点滴の影響を受けにくい右腕から。
ってことらしい。 」 
看護婦さんもいろいろ気をつかってくれました。
とりわけ血管の細いスズ。
いつも針を刺すのが上手な方が来てくれました。
毎日毎日チクッってされたらいやになるやろうなー。
小さな痛みでもいややね。

その後

午前中に主治医の先生が病室に来てくれたので少し話したみたいです。
例の話題・・・・


「先生大丈夫~?入院してるって聞いて」というと
先生が慌てて「誰~~?言ったんたらーっ(汗)主治医が入院してるなんて聞いたら不安になるやんなあ。大丈夫大丈夫。6日ばりばり仕事するために入院してるだけやから。心配させへんように違う病棟に隠れてたのに、、、げっそり」と元気そうな様子で安心した。
 
聞くと、6日から復帰で3件ある手術は全部先生がオペするとのこと。
大変だーーーふらふら 
その2件目になったので、時間が昼頃になるみたい。
3件目でくたくたの状態のときよりはいいのかな?なんて。。。
みんな成功するといいね。

先生もお疲れやったんやね。
お医者さんも大変だ。ありがとうございます。

この日は特殊な採血もあっったみたいで何が違うのか良く分からないですが・・・・
とにかく手術前のより精度の高い検査のためでしょう・
サラッと書いているけど痛そう。。
スズってこんなに痛みに強かったかな?
ぼくが仕事で手を切って帰っただけでかわいそうって泣きそうになってたのに。。。
過保護すぎやね。苦笑
痛いのも自分の事なら我慢できるのかな?
 
6日にすると聞いてた動脈採血は先生が今日やってくれた。
足のつけねから採血したけど思ってたより大層なものではなく普通の採血と同じような感じ。
でも「動脈採血だから、普通の採血と違うからよく押さえててね」といわれた。
あとで見ると動脈がぶっくりと膨れていた。
 
「動脈採血したんだけどすぐおふろ入ってもいいのかな?」と看護婦さんに聞くと「大丈夫ですよ~」との返事。
よかった。いさがくるまでにきれいにしとこう♪
手術したらいつ入れるかわからないし、ぎりぎりまでお風呂入りたいな。

オレのために綺麗で居たいって思ってくれてたのがうれしいよ。
でもな、どんな風になっても好きやけどね。
お風呂が好きやったからリラックスできてたんやないかな?

さっぱりした後はいつものメニューが待っていたみたい。
 
その後24時間点滴。生理食塩水にDIC治療薬の持続的なのが入ってるやつをいつもどおりする。1リットル。
もうひとつDIC治療の新しい薬、抗生物質を100ml入れる。
昨日も入れたらしい(知らなかったたらーっ(汗) 

DIC治療ってスズが受けるまで聞いたこともなかった。
手術が受けられるかどうかはこれにかかっていました。
全く血が止まらない状態だったから。
で、この日の血液状態の結果報告。。 どんなだったんやろ??

そこへ血液内科の先生がやってきて、今朝の採血の結果がとてもよかったと教えてくれた。
血小板が14万まで上がったらしい。この結果はすごい。
自力では無理やもんね。
だから今日は1パックでいくことになった。
当初4パック予定→2パック→1パック かなりいいペース。
今やめて手術日までに下がったとしても10万は超えてるんじゃないかな?
 
ただヘモグロビンが減っていて7万になって貧血が進んでいるから、ヘモグロビン対策をしましょうということで赤血球の輸血をすることになった。1パック。
ヘモグロビンは血小板輸血ではあがらないんだね~。
赤血球輸血のあうタイプを調べるためにまた採血。

黄色に赤にと輸血のお世話になりました。
なければ確実にこの時点で命を失っていました。
熱ぐらいで特にアレルギー反応無く治療できたのでよかった。
スズも自分に施された輸血に感謝していたようです。。
 
病院の手厚い看護で着々とよくなってますぴかぴか(新しい) 
いつか誰かがしてくれた献血に感謝…。ありがとう。

どんな形であれ助けてくださった皆さまに感謝です。
ありがとう。


いいニュースもあって午後にはそのニュースを聞きに僕も病院へ行く。
その日はDVDを借りて行きました。
子供っぽかったけど1作目がなかなか面白かったから「ナイトミュージアム2」を借りて行って一緒に見ました。
すこしでも元気にと思い、明るい映画を選んでいきました。
でも・・・・ちょっと体勢がしんどかったみたい。 

左向きに寝るのがとにかくしんどくて、楽な体制がなくて、結局ベッドを右向きにしてもらいました。
おかげさまで、まだマシですぴかぴか(新しい)

しんどい、苦しいのを見るとどうにか楽に快適にしてあげたくなる僕。
病院の家具やベットの向きを大移動!!
ちょっとは良くなったみたい。
ただでさえ病気と闘わないとダメやから周りのストレスはぼくが取ってやらないとね。
 
だから病院でも少しでもストレスを減らせればと思ってこんなこともしていました。
 
今日はいさがカメラで撮った写真をデジタルフォトフレームに入れてくれました。

病院の景色って単色で殺風景だからデジタルフォトフレームには助けられました。
スライドショーで次々変わる写真を見ていたら頑張ろう!って気になってくれたかな?
それならうれしいけどなー。

また家に帰るためには食事もとても大切!!
しっかり食べないとね。。
この日は手作りしたみたい。。。あんまり覚えてないけどスズはめっちゃ喜んでくれたみたい。
 
いさは今日、お昼にいろいろもってきてくれた。
手作りのキャベツにんにくスープ、栄養剤、イカのお刺身、お豆腐など。
おいしかったし嬉しかった。
そろそろ自炊もすると言ってくれたし いさの食生活もちょっと安心♪
 
しっかり食べて元気にならなあかんでーって言うのがそのころの僕の口癖でした。。

食事の後はTV鑑賞していたのかな?
TV観ながらも体調が気になっていたみたい。
治療と言ってもこの時は血液状態を良くする治療だけで腫瘍に対してはまだ何もしていませんでした。
だから体の中で血管肉腫が暴れまわっている状況だったよう。

お笑いを見ていたら笑うと苦しくって咳こむ。
どうも上手に空気を取り込めないみたい。
あくびもげっぷも圧迫されてできないし、息をするのも一苦労。
たくさんしゃべると息切れします。
笑うと酸素の量が調節できなくて大変だ。
こういう感覚がわかる人は少ないだろうな。
私だって胸がなくなったら忘れそうだ。

常に溺れてるみたいって言ってたよね。
苦しいの嫌だね。
でもそんな中でも微笑みかけてくれたスズの顔を思い出すよ。
 
その後ぼくはワンコの待つ家に帰ることになりますが、やっぱり寂しかったです。
家にスズが居ないことがとても寂しカった。
おかえり!って声がないことがこんなにも不自然なことなんだと思ったのはこの頃でした。

なんとしても生きて欲しいそんな強い願いと共に生きていた気がします。

でも願いはどこまでいっても願いであって・・・・
現実とは、かけ離れた結果を呼んでくることもある。
ぼくも、スズもどこか信じたくないけど・・・・
入院した時から何となくココロの隅にあった思いと闘うことになってしまいました。
すずはこの時どんな思いで病室に居たんだろう。
やっぱり一緒に居て欲しかったかな?
今となっては分からないけど辛かったろうな。
 
いさは家に帰ってからもラブラブメールの嵐
さみしいんやろうな。
犬の写真を写メで送ってくれたりする。
 
いさがノートを置いていってくれたので、夜に手紙を書いた。
遺言なんてたいそうなもんじゃないけど、そうならないことを願って。
でも、なんの準備もなく
手術が成功しなくて旅立ってしまったら
言いたいことあったのにな~って思うかもしれないから。
私のかばんの中に入ってるよ。
 
みんなへの手紙は大丈夫だけど
いさへの手紙は書きながら涙がでる。
大事すぎるね。


ぼくも君の事が大事だよ。
大事すぎて今は、とてもとても寂しいよ。
話すことも、触れることも、あの笑顔をもう見ることはできない。
ほんとに寂しいよ。

でも、この時に書いてくれた手紙は今、ぼくの手の中にあり僕に微笑みかけてくれるよ。
毎日この手紙を読む時、君にまた会える、話せる。
何度読んでも手紙の言葉は変わることはないけど、ぼくには手紙のその裏にある君のココロの温もりが伝わるよ。
文字に込められたスズの優しさはぼくを包んでくれてるよ。


温かな手紙。


ありがと。 
5月3日 入院5日目

タイトルに5日目と打ち込んで「え、もう5日?」とびっくりした。
まだ3日目くらいの気が、、、 」
ギリギリの時って時間たつの早かった。
すずもそんなかんじやったのかな?
 
この日は、二人で楽しみにして月に2回ほど遊びに行っていたサバイバルゲームチームが開催する、サバゲBBQ戦の日でした!!!
行くつもりはなかったんやけど・・・。
その日は義姉がこの日空いてるから来るよ~と言ってくれて、いさも気兼ねなく行かせてもらいました

スズからの厳命で、写真撮ってきてと昨日のうちにカメラを託されて ・・・
ぼくがストレスためないように行かせてくれたんだと思う。
ほんとに、もう!!
ありがとう。

 
スズはとゆうと。。。
今日は採血もなく、朝9時からシャワーに入り10時すぎにお姉が到着。
ヨ○ガワのケーキやゼリー、クッキー、紅茶、コーヒーを持ってきてくれて差し入れにポットまで!!!
さらに快適部屋になってしまった。笑

2人でケーキ食べて紅茶飲んでぺちゃくちゃと話したりして結構あっという間の時間だった。

義姉と一緒に楽しんで過ごしたみたい。
それはそれでよかった!
でも、楽しい中でもやっぱり体調のことは片時も頭から離れなかったんやね。
こんな風に綴っていました。
 
今日もアレルギーを抑える点滴をして、午後2時くらいから成分献血開始。
少し息苦しいくらいでたいした副作用はない。
24時間点滴も人から見たら大変そうに見えるみたいやけど、やってる本人は案外どってことない。毎日シャワーも入れるしね。
 
そうそう 入院時から微熱はずっと続いていて37度~を保っている。
炎症のせいだろうか?
高いときで37度5分くらい。基本的に37度超え。
熱が出てる実感がなかったので、いつから発熱していたかは不明。
もうずっと長かったのかも。
 
今日はまた痛みがあって昨日の夜、今朝、昼と痛み止めを飲んだ。

このころは点滴の針が刺さったままやったね。
腕伸ばしてなあかんのがしんどいやろな~って思ってたけど案外そうやなかったんやね。
点滴してるのに内緒でシャワー入ってたの思い出すわ。
さっぱりした~っていい顔してたよな。
風呂上がりの保湿クリームを塗るのは僕の仕事やったね。

この頃は酸素もしてなくて痛みを除けば案外元気やったね。
でも熱はつねにあったよね。

37度。

オレなんか36.8度くらいになったら寝込むで。苦笑
この時からずっと微熱が続いてたね。
ケロッとしてたけど。。。
やっぱ強え~わ。

そんなこんなで過ごしていたら・・・・
なんか不穏なニュースが!!!
僕はこれを読むまで知りませんでした。
隠してたみたいです。

心配させないように。。

こんなこと書いていました。

それから今日びっくりしたのは看護婦さんから
「主治医の先生が腹痛で入院してるんです」と聞いたこと!
先生も人間だもんねえ。。。
GWぎりぎりまで入院して6日から復帰するとのこと
大丈夫かな?
先生に相談したいこともいっぱいあるんだけどな~
って、ちょっと(かなり)不安が募りました。

マジかい!!!
めっちゃ大事なことやん!!
執刀医が体調不良って・・・・・。

しかも・・・・・
スズの腫瘍の状態は刻一刻と悪くなっていたみたいです。
スズ自身が腫瘍の成長を感じていたみたいです。

とりあえず看護婦さんに「だいぶ大きくなってきて苦しい」と伝えてもらった。

腫瘍は痛むし苦しいし・・・
しかも主治医は体調悪いしで不安やったやろうな-。
 
そんな隠し事をしていたスズの元へ・・・ 
そんなことも露知らず。。。。
サバゲやBBQの写真や、家の周りの写真を撮ってきた僕。
ワンコの世話を済ませてから、夕方にスズの元へ。
 
サバゲ楽しんでる姿!それに前日の夜も外の景色や家のまわりの景色を撮ってくれてて、とてもうれしかった!
病院は景色ないもんね。
早く退院したいなーって口癖のように言っててたね。
 
そうこうして、「いさは個室の病室でシャワーを浴びて、その後2人でごはんを食べ(いさはおにぎりだけど)カリカリポテトと義姉が持ってきてくれたゼリーを食べた。
この頃スーパーで売っている大学芋みたいなカリカリポテトとゆうのにものすごくはまっていたなー。
すずも良く食べてた。

義姉はこの日、スズのお見舞いに来てから家族で阪神×巨人戦を観戦しに甲子園にいってたみたい!
大の阪神ファンの僕は「羨ましいな~」とか言いながら、、、、病室でTV中継を見ながら映らんかな~って見てたのを覚えています。

で、しばらくすると7:30の実家お父さんお母さんのお見舞い。

なんのことはない世間話をするだけだけど…

2袋目の成分輸血をしていたところだったしちょっとしゃべるのしんどかった。  」
やっぱし輸血はしんどいんやね。

 
8時過ぎになりぼくも帰る時間に。
ワンコが居るから帰らないといけなかったんです。
ほんとは側にいてやりたかったけど。

で帰り際ぼくが。。。。。
こう聞きました。

「手術の不安はないか?」

スズは
「不安はあるけど、仕方ないよ」と答えた。
不安なのは先生の体調が万全かどうか…あせあせ(飛び散る汗)
心配をかけるのでいさにも先生が入院したことは言わないでおこう。
そんなんで任せられるのか?って不安になるもんね。
6日の手術時間がお昼前後になったことは伝えておいた。

ほんまにこんな秘密があったなんて。
すずのことになるとものすごく心配性になってしまう僕のことを考えてくれたんやね。
初めて知ったけど・・・・
不安やったやろう。
気付いてあげられんとごめんな。

そんなスズの不安にも気付いてやれずにぼくはその日も帰ることに。

病室の外まで見送って元気に手を振った。
角を曲がるまで何度も振り返ってくれた。

名残惜しかったなー。
毎日、、、
 

ぼくが帰った後、スズは一人で闘っていた。
ほんとによく頑張ったね。

夜はDVDを観てすごしてたけど、胸の圧迫がとても苦しくなって
ぜーぜーはーはー言ってしまって、痛みも強くて痛み止めを6時間単位で服用。
ほんとは8時間あけなきゃいけないみたいだけど。
 
とにかくまだまだ大きくなってきてて、入院してからもぐっと大きくなった…
肺が圧迫されてるのか、あくびしたくてもげっぷしたくても出せない。
苦しくなってとまってしまう。
今まで右を向いて寝ると圧迫されるから、左を向いて寝てたけど
今日は圧迫されても右のがまだマシみたいで
そうやって耳栓して寝ました。
 
最近夜は痛みもひどいし、主治医の先生が不在ということが心配だし。  」

覚えてるよすごく大きくなった腫瘍。
どこからか滲み出る水?のせいで腹水が溜まり出したのもこの日くらいからだったのかな・・・。
苦しかったろう。
僕の前では飛びきりの笑顔やったけど。
ほんとは辛かったんや。
ごめんよ。

だからこんな心配してたんやね。
 
 いさが手術前日に泊まるといってたけど大丈夫かな?
苦しいとこ見せないかな?  」

自分がほんとに大変な時に僕の心配しすぎやで。
こんな細やかにココロ遣いをしてくれるからぼくは好きになったんやろうね。
今でもその細やかなココロ遣いはぼくを支え続けてるよ。

すず、ありがとう。


5日目が終わり。
6日目はどんな朝を迎えるのでしょうか?
続きはまた別の日に。
スズに代わり夫である僕 いさ が妻が書き貯め、亡くなる直前にみんなに公開してほしいと僕に託してくれた非公開日記を少しずつぼくの心境やスズの生の声を書いて行きます。(ピンクの文字の部分はスズの日記のそのままの言葉です)
ぼくたちのことを知らない方もスズや僕がどんな気持ちで過ごしていたのか知っていただければ幸いです。

どうぞよろしくお願いします。



2010年5月2日の出来事。
(このころの日記は本当に事こまかに書いてあり状況が手に取るように。誰かが言った何気ない一言まで記録してありました。)
僕の覚えていることや感じていたことも交えて書いています。

入院4日目も変わらずDICの治療を続ける。
日課のように早朝叩き起こされ採血されていました。



前日まで少なかった血小板。
前日までの治療が功を奏し数値が6万に上
がってて順調なので50×4=20単位(2㍑)の予定を半分(1日10単位=1㍑)に減らすことができるようになりました。
時間が半分とゆうことは体への負担が減る。


成分輸血であっても、半分ですめば感染症のリスクも少なくなる。

輸血はすずにとって命を繋ぐものでしたが、裏には感染症などの危険もあり僕は複雑な気分だったのを覚えています。
若干潔癖症の気がある僕。
輸血は自分なら無理やーってスズと話していたのを覚えています。
でも逆の立場なら麻酔で眠らせても強制でやる!って言ってました。苦笑

思いだされるのは、不思議に成分献血を始めてから痛みが楽になったこと。
血小板が増えて血が止まるようになったからかな?

4日目の朝にはそんな嬉しいニュースがありました。


僕はとゆうと、この時は仕事を休んでいましたね。
家でワンコの世話をして、買い物なんかを済ませてそしてスズの元へ帰る。

スズはこの日の昼に僕の家族が買って行ったお好み焼きを食べたみたい。

こんな感想を書いていました。

お腹いっぱいで少ししか食べられなかったけど久しぶりに濃い味のものを食べた。

正直病院の食事はあんまり美味しくない。

でも最近味が薄いものばかり食べてたのでさほど苦痛ではない。


わかるわ。
どれもクタクタに煮てあって味が微妙。。。
感謝しないといけないけど。。。。
やっぱり病院食まずいよね・・・。
食べることって生きることの基本なのになぜ?もっと力入れないんだろう???と思う。
不思議だ。

食べこることもとても大事だけど。。
気晴らしも大事だよね。
病院暇やし。。
僕も何週間か入院したことがあるからあの退屈さはよくわかる!

だからこの日僕は
3980円の再生専用のDVDプレーヤーを買って行き、病室のテレビにパソコン機能もあったからインターネットができるようにキーボードもつないであげました。
そしてスズが動きやすく快適にテレビとか見れるように病室の模様替えもしました。

またまたこんな感想を書いてました。

これでなんと、インターネットも出来るようになったしDVDも見放題!!
個室で有り難すぎるぐらいとても快適に過ごせてます。

家に帰れないのは辛いけど、病院の治療のおかげで数値も上がっているし体も楽!治療を受けられるって有り難いことだと実感しています。



すでに前向きに歩き始めてたんやね。
さすがや!!


しかし免疫力がすごく落ちていたことはとても心配でした。
病院は菌だらけだし。。。。
だから「免疫がおちてるから手を消毒してたり」お見舞いの花の透明の包みを開けなかったりいろいろと気を遣っいました。
といってもまだ手術前・・・・

手術後はもっと過敏にならなきゃいけなくなるんだろうな。

手術後、犬には会えるのかな?
」密かにこんな心配していたみたいです。


僕の家族も長居せずに帰り、ポカポカ外はいい天気!!
すずと二人、病室でまったり過ごしました。

ぼくは・・・・・・甘えたで・・・・・すんません。
耳そうじや爪切り、ひざ枕をして」もらってたみたいです。。。
日記の中のオレ羨ましい。。。
すずが恋しいなー。

そんなことをしながら入院していて治療しているのにすずは僕の心配ばかりしていたみたい。
ほんとに僕の世話を焼くことが趣味だったみたい。
ちょっと嬉しい。

私はベッドがあるけどいさは狭そうなので体が痛くならないか心配。

最短でも一ヶ月は入院しそうなので居心地良くいられるように工夫して欲しい。

自分で買い物に探しに行ったりできないのが歯がゆいけど。

ちっちゃい簡易ベットに足を折りたたんで寝てたもんね。
体がデカイのはこんな時不便だ。
腰痛かったもんな-。。。


その日の夕方、血液内科の先生が凝固数値の結果も出て数値が良くなってて輸血の効果が出てると言ってくれてました。



しかし・・・・「成分献血は2袋で良くなったけど、今日2袋目で動悸がした。
息が苦しくなり入る量をゆっくりにしてもらうと少しマシになった。

いさがいるときにしんどいところを見せることになって心配かけただろうな。

アレルギーの薬は袋毎に事前に点滴してるから出てもこの程度ですむんだろうな。 夕べの咳といったら、、、びっくりしたもん。

確かに最初は輸血中苦しそうにしていた。
急に熱が出たりしてたから毎日輸血が終わるまでヒヤヒヤしたよ。

19:00頃輸血が終わる。

19:30頃スズのご両親が来られ、大量のカットフルーツを持ってきた。

スズのご両親はとても太っ腹な方で、何かをお願いすると持ってきてくださる量が半端じゃない。
ぼくはいっぱいいただけて嬉しかったですけど・・・。
ありがとうございました。

で・・・義父、義母さんへスズの感想です。苦笑
冷蔵庫に入りませんけど、、、あせあせ
」って日記に書いてましたよ。苦笑
こんなことがこれ以後も何度もあり、今ではいい思い出です。



そうこうして僕が帰ってから、「21:30頃痛み再開して痛み止めを飲んだ。昨日輸血してからマシになってやめてたのに。どういう原理で輸血が痛みに効くんだろう。

ほんとなんなんやろうね。
自分で血を作れれば一番いいんだろうけどねー。
あの時はギリギリやったね。
 

ぼくらが帰ったあとは、初めてDVD鑑賞をしたみたい明るい韓流ドラマ。

 

一方ぼくはとゆうと・・・・
いさは家に戻ると余計に寂しくなるようで、センチメンタルなメールをくれる

ごめんなさい。
ほんとに寂しかったんやろうな。
こんなに大ごとになるとは考えもしなかったしまさか死の危険まであるなんて微塵も考えなかったから。

そんな弱っちい僕を尻目に・・・
スズはほんとにほんとに前向きだったんだなと日記を読んで思いました。
 

私ね、いいエネルギーをいっぱい取り込みたいんだよ。

自分が治ると信じてるからね。

いつか病気で死ぬかもしれない、でも今じゃない。

ホントにそう思ってる。


だから楽しいことをいっぱいして、いいエネルギーで満たして心から体を元気にするの!

前日に危険な状態であることを宣告されていたのにこんなに前向きなスズ。
そうやな。
危険な状況だったけどスズの笑顔に僕は助けられたよ。
そしてそれ以来ぼくも闘おうって気合入れ直すことができた。


スズはほんとに考えの深い心の広い女性だったことがこの日の日記からも読み取れました。
数週間の余命と宣告された身でありながら・・・
そんな時にも僕の心配してたの??
オレ情けないやん。。

だから私の立場よりずっといさの方が辛いんだよね。

愛する人を失うかもしれない恐怖や家で一人の孤独感と戦ってる。

 

人のエネルギーって伝染するからね、マイナスのエネルギーばっかり出していたら気から病になると思ってしまう。

病気だからってマイナスでいる必要はないよね???

だったらできるだけ明るくしていよう!って思ってる。



楽観的な私よりいさの心が心配です。

家に帰ったとき、賑やかな犬たちがいて良かった。

少しは一人の寂しさが紛れるだろうから。

でも3匹の犬の世話、家の管理は大変だと思う。



病気になると、経済的にも精神的にも身体的にもいさに迷惑をかけてしまうね。

毎日毎日、あれ買ってきて持ってきて、と頼み事ばかりして走らせてしまうしね。

でもそんな用事も今は案外気が紛れるのかもしれない、なんて思ったりもしてる。

「なんにもいらない」と言われるよりはいいかな?なんて頼りまくっています


やっぱりいつも僕の事みててくれたんやね。
とくべつ寂しがりやからね。
亡くなった今も僕に仕事をいっぱいくれて寂しくないようにしてくれてほんまにありがとう。


いつもいつも僕の心配ばかりしてたよね。
家に帰ってちゃんとお風呂入ってるか?
布団をちゃんと肩までかぶって眠っているか?
ご飯はちゃんとバランスよく食べているのか?
子供やないんやから~ってよく言ったね。
でもあんな風に気遣ってくれている何気ない日常がほんとに幸せやったよ。

そんなスズの優しさやココロの広さは病気を受け入れそして病気と闘うことでさらに深く、大きく、温かくなったように思います。
スズ自身この日の日記の終りをこんな風に締めくくっていました。

病気になったらいろんなことを考える。

シャワー浴びながら思ったのは、病気になると魂が綺麗になる気がするなってこと。

健康なときはギスギスしたりして他人を思いやれないときもあるから。

 

病気になった人も、まわりにいる人も、これまで以上にその人を思いやるようになったり、周りにいる他の人にも当てはめてみたりして大事に思うんじゃないかな。

 

そういう意味では病気になる意味はあるのかもしれない。

人生に無意味なことではないと思う。

余命も大事だけど。

とりあえず、胸はパッチワークになってもいいから手術を無事に乗り切ってまだまだ生きたい。

待っていてくれる存在がいるんだから、まだまだ生きなくちゃね。


ほんとにこの時の君の言葉通り。
スズの人生は意味のあるものだったよ。
とても多くの方がスズの言葉や行動を目にして感動したり、感銘受けたりといっぱいメッセージくれてるよ。

そしてスズが生きたいと強く願ってくれたからぼくもがんばれたんやで。
そやって生きたスズの人生がもっともっと意味あるものになるようにこれからも頑張るよ。


つづきの日記はまた別の日に。
夫のいさです。

スズが亡くなってからもずっと訪問者が絶えないスズのブログ。

毎日3万アクセスほどもありほんとにスズはみんなに愛されているなと感謝しております。

ほんとうにありがとうございます。

今、ぼくはスズのつけていた公開されていない日記を振り返り自分のブログで自分の気持ちやその時にスズの感じていたことを交えて書いています。

1年半前ほどからの出来事をすこしづつ、病気との闘いや家での出来事などスズの足跡をたどる日記を書き始めました。

書くことでまたスズと向き合うことができています。
いろんなことを思い出しココロの穴を埋めることもできています。


今日すずのこのブログを開いてみてほんとに多くの方がいまだに名残惜しんでくださっていることを大事にしたいと思い、これからは僕のアメブロではなくこちらに書こうと思います。

すずのように上手く書けない文才ない僕ですが・・・
駄文ではありますが、愛したスズのことをココロをこめて一生懸命書きます。

どうぞこれからもスズとボクの物語読んでください。

宜しくお願いします。

いさ
はじめましてスズの夫です。

はじめに

愛する妻スズの死に対し、お気持ちをいただいた皆様ほんとうにありがとうございました。

火葬の前にスズの顔を見に来てくださった家族の、友人の皆さまほんとうにありがとうございました。
スズの遺言にあったようにスズが望むとおりに送ってやることができました。

また、生前すずに対し叱咤激励の言葉をかけてくださったり、ブログなどで温かいコメント下さった全国の皆さま方本当にありがとうございました。

皆様に支えられ、励まされ僕たち夫婦はより愛を強め、不可能を何回も可能にしスズと共に病気と闘うことができました。

スズに代わり夫である僕 いさ が深く深く感謝申しあげます。

ほんとうにありがとうございました。



~~ドタバタ3ワンと飼い主すずの難病日記~~ワイマラナー・ダルメシアン・バセットとの日々






永い眠りにつく前、、、

スズは 「ブログをお願いね 」と僕に言い残し眠りにつきました。

まだまだ気持ちの整理は付きませんが・・・
スズの意思を汲み、思いを込めて更新することにいたしました。
こうやって再度、ぼくとスズが生きた人生と命の証を辿ることによりまた自分を見なおせるような気がします。

僕が寂しくならないように、亡くなってからもこんな良い仕事を残してくれた妻は本当に本当に優しくいつまでたっても僕の愛する妻だと感じました。

ありがとう、すず

そんなスズの最期までの姿。最期まで諦めずに病気と闘い、愛する者のため生きてくれたスズの記録を順を追いすこしづつ書いて行くことにします。


詳しくはこちらの僕のブログに書いて行くことにいたします。

アメブロで検索してください。
「サーフィンと独学サーフボード作りとボルダリング。そして嫁と3匹の犬達を愛することに熱中する僕のブログ」



宜しくお願い申し上げます。








昨日は、輸血だけしに病院へ行ってました。
あれって時間がかかるので、抗がん剤と組み合わせてたらエライ時間までかかっちゃうのね汗

で、800cc輸血。
体内でどんだけ出血してんだーーー[みんな:01]

そんで、疲れ果ててご帰宅。
なーんにもできない…
が、とりあえず血痰だすためにシャワーは入らなあかんと。

でも力尽き果て、いつものベルで旦那さんを呼ぶ。
お風呂にベルベルがついてて良かった…

いつものように体フキフキしてもらって、着替えさせてもらって。
正直、毎回毎回めんどくさいだろうなーと思いつつも、自分でできるだけの余力が残らんのです。はい。


あっ
そういえば、うちのお風呂場入ってすぐ正面に鏡キラキラがあるんですが

今日入った瞬間、
「あっ妖怪人間ベム」
って自分のこと思いました。。。。

最近実写版をドラマでやってて、好きでよく見てるんですが目

このあいだの旦那さんのブログにもあったように、
とにかく変わり変ったわたしのカラダ。

でっぱった肝臓、胸骨、
一文字の胸の傷痕、
髪のないアタマ、

なんしか「あっベム!!
って自然に思っちゃったわけです(笑


で、シャワー後は死にかけしんどくて
家でゼーゼーなんにもできなかったんですが、
一晩たってすこしだけ楽かな~。
と思いつつそんな時間を見計らって
今朝は動物王国から王女よもぎをIN!!


「ママ。。。ここに入るのは二度目か三度目ね?」
photo:01


酸素の機械の裏を探検するよもさん

その後は、ベッドに乗ってまったり~合格
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photo:03


ベッドからはいろんな飾り物が見えます。
旦那さんの弟ちゃんからもらった
バセット、ワイマラナー、ダルメシアンのプレート
かりゆしからのサインニコニコ
旦那さんのお友達からもらったハワイアンな絵と
独特さを感じる絵

photo:04



photo:05



いろんなものが見えて楽しい場所ですクラッカー


さっ!!!

今日は午後から抗がん剤day病院

タキソール、アバスチン、ゾメタの3本立てで~す。
こりゃ、また夜までコースだな[みんな:02]

これでも明日は一応体調がいいはずっ!!!

「えっ…体調良くてコレ?ガーン
って先週は沈みましたが。

なんとか悪性の肉腫と戦ってくれてることに間違いはないので
金曜日~月曜日のカラダの不調は怖いけど、
火曜日の病院ももう行きたくはないけど、
一週間のうち虹水曜日と木曜日虹だけの人間らしく過ごせる日に
願いをかけて、

今日もがんばってきまーす[みんな:03]ペタしてね



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