朝から病院へ
CTの検査。
検査待ちのあいだに昨日買った本を読む。
 
「苦難の乗り越え方」
病気のところは読むとやっぱり少し救われる。
 
いさは江○さんが嫌いだし
宗教観も違うから理解しにくいだろうけど、
私が今回の病気になって思ったことはいろいろあって
 
それはおそらく今までとおりの生活をしていたら気づかなかったこと、変われなかったこと。
 
だから病気になってみんなに心配をかけて申し訳ないと思う反面、
良かったこともあったなと思ってる。
 
まずは、家族みんなが思いやりをもてたこと。
仲良くなれたこと。
いたわりの心を持ったこと。
 
家族のあり方が、食事をするだけじゃなくてみんなで旅行にいけるのもうれしい。
わだかまりなんてちっぽけなことで、生きてることが素晴らしいのだから
生きてるうちに伝えなくちゃいけないこと、綺麗なものも見て今のうちに経験を積んで
できることはなんでもやって。

そして矛盾してるみたいだけどこの世への執着をなくしていく。

犬の世話も以前と違い託している。
ワンコのことはこれから託していかなくてはいけないのだから。

病気になって。
残された時間が無くて。
家族とゆう絆が凝縮された。
なにも問題が無い時にそうできていればもっと幸せだったんだろう。
でも、
人ってわがまま。
なかなか上手くいかないね。
ほんとに切羽詰まった時に。
思いだすんだ。

ほんとに

大切なものを。

そんな思いを大切にすることを命をかけて教えてくれた。
ありがとう。
家族仲良くすること。
君の思いとは裏腹にうまくいかないこともある。
ごめんよ。
生きていくとは時にほんとに難しいね。

時間はかかるかもしれないけど修復できるように努めてみるよ。
君が命をかけて教えてくれたことみんなに伝えないとね。
挫けそうな時、力が足りない時はどうか僕を助けてな。


CTの結果がでて、オトンお姉私いさで話を聞いた。
GW前に撮った状態よりよくなっていて
腹水、胸水、肺の裏?に貯まってた水も抜けているとのこと。

肺の小さな影はあるものの5mmくらいで前回と大きさは変わらない感じ

DICは入院前、測定不能だったのが今は高いやら低いやら数値はよくはないものの、測定できるレベルにはなったとグッド(上向き矢印)

このまま余命を生きるか、一か八かの治療にかけるか

どうする?と言われた。


今の状態では余命半年はもたないと言われたけど、余命一ヶ月より延びて良かった!

余命を生きるならおそらくどこかには転移して蝕まれていくんだろうけど、治療の苦痛もなく最期もあまり苦しまずに楽しく思い出を作れるだろう。

治療するなら屋久島にも行けず、入院生活になり手術、苦しい副作用に耐えることになる。
DICにリスクがあるので手術自体にリスクがある。
内臓からの出血や全身麻酔のリスク。

手術が無事すんだら、インターロイキン2を6週間(月~金)投与する。

転移がみられなければ成功だけど確実な保証はない。
つらい治療をしても治る可能性は低い。

話を聞いていさと二人どうする?と話し合った

結論、みんなで力を合わせて頑張ろうと。

食事療法もして内側からも免疫力をあげようと。


繋がりそうな命。
でもそれは本当に亜麻の灯心のごとく弱く儚い命。
何の保証もない未来。
あるのは山積みのリスクだけ。

それでも積極的な治療をしたいと言った君の顔。
忘れないよ。
リスクを承知で

二人のため

みんなのため

一歩踏みが出した日。
何の保証もなかったけどその一歩が踏み出せた

ほんの少しの希望と、ここまでたどり着けた感謝の日だったね。

一時は無理だと言われた希望を再度引き寄せることができた。
そのあとのことはまた思いだすね。


そうそう!君が植えたいっていってたうちのユキヤナギ。
今、ほんとに綺麗に咲いてるよ。
また見においでね。