今日もぐっすり眠れた。
途中、暑くて目が覚めて窓をすこし開けて川の音を聞きながら寝たら寒かったあせあせ
朝、目覚めてもやっぱり夢じゃなかったんだなぁと思った。 

この病気が夢ならどんなにいいか。
ほんまに夢ならよかったのにな。
毎朝起きるたび2人で現実を噛みしめ、受け止めたね。

昨日いさがくれた手紙、あの気持ちが嬉しかったから一日でも長く生きたい。

こないだ君のバッグを整理していたら。
ぼくが書いたその手紙が大事そうに、ほんとに大事そうにバッグの片隅にしまってあったよ。
何度も読んでくれたんやね。紙がしわくちゃになるほど何回も。

生きてほしいこと。
ただひたすら生きてほしいことを・・・
わがままな子供のように生きてくれることをねだってた。
奇跡を信じ前に前向きに生きようって。

そんなぼくのわがままを嬉しいと感じ、生きてくれたこと側にいてくれたことは、
今、ぼくの生きる力になっているよ。


朝ごはんを食べて

オルゴール館へ

 

 
おみやげを買ったよ。

家族にこれが最後かも・・・って言ってオルゴールのお土産を選んでたね。
まだまだ最後なんかじゃなかったやん。
でもいい思い出になったよな。

 

その後、病院へ
午後についたので輸血が終わったのは夜9時すぎ。
それでも今日もみんな来てくれたし、なによりお姉は病院の予約にいっぱい動いてくれて感謝、感謝。

旅行に行って、私が目指す方向が定まった!

生きる。
 
1日でも、2日でも、3日でも多く。
 
こんなに必死になって動いてくれるみんなのために、大事に思ってくれるいさのために。
 
生きよう!って思ってから、とっても体の調子が良い。
 
腹水もお薬で出せるし、熱も36度台に下がったし むくみもなくなって、まだ息切れはするけど酸素は使ってない。
いっぱいしゃべれるし、ごはんは半分くらい食べられるし ゆっくりだけどしゃんしゃん歩いている。
 
本当、生きるって気持ちをもつのって 大事なんだ。
 
前向き!前向き!がんばるぞ!

そう!
その意気!!!
笑って生きよう。笑って生きた!

綺麗事は一切なくいつ終わるかもしれない。
でも、生きようと決めた後のほんとに貴重な日々は

愛する者のため生きることの意味と貴重さを

愛する人がくれる大きな力と限りのない愛の深さを

未熟な僕たちが知るための道のりの始まりだったね。


生きると決めたこの日からどんな日々を過ごしたのか続きはまた思いだそう。