最も危険なものとは、


毎日水面を見ながら、人様の命の危険に対処する仕事をしていてつくづく思うことがある。


どんなに危険を除去しても危険がなくなることなど絶対にない。いや、寧ろ危険が少なくなるほどに、つまり安全性が高まるほどに人の心は安心するが、その安心こそが危険なものでは、と感じる。


世界で最も安全な国だとも言われる日本社会だが、安全が故に慢心して様々な危険性を生んでいないだろうか?


社会に安心安全が高まるほどに余計な危険性が増す、最近本当にそう感じる。


最も危険なものとは最も安全なことなのかもしれない。