昨日の光る君へは百人一首の詠み人オンパレードな回だった。


まず今回初出場は小倉百人一首42番歌の清原元輔、そう、清少納言の父。そして清少納言の歌も62番歌として納められている。


次に53番歌の右大将道綱の母、今回は出演されていなかったが前回の放送で右大臣兼家の前で陽気に踊る道綱と共に出ていた兼家の側妻が蜻蛉日記の作者である彼女。今回はその蜻蛉日記の中から百人一首の53番歌そのものが詠まれていた。


その他は54番歌の儀同三司の母(高階貴子/道隆の妻)、55番歌の大納言公任(藤原公任)、57番歌紫式部、59番歌赤染右衛門と 豪華な顔ぶれ。


紫式部の伝記のドラマなので68番歌の三条院くらいまでは今後出てきそうかな。


私個人は和泉式部とその娘の小式部内侍とかも出て欲しい。和泉式部は紫式部も尊敬していたみたいだし、平安時代の才女という括りで小式部内侍の逸話にも触れてほしい。


小倉百人一首は前半の50 首に女流歌人は4人のみ、 一方で後半50首には確か17人の女流歌人が現れる。今回は二人の才女というタイトルだったが道綱の母、和泉式部、赤染右衛門たちがいしづえを築いた上での紫式部/清少納言で、それをきっかけに女流文学が花開いたのだと思われる。ちょうどその辺りがドラマでどのように描かれるのかとても興味深いね。


時代的には源氏物語の前に枕草子だろうから、どんな風に枕草子が出てくるのか、まずはそこかな?