ティラノザウルス・レックスの由来 | ウィザードルーグ

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キャデラックに乗って火星の舞踏場へ

今思い出すと、バンド名のティラノザウルス・レックスの由来って何だっけ?キラキラしたマーク・ボランと恐竜の接点てそもそも何なんだろと思ったことがあり、T.REX FILEにあった1969年シカゴでのインタビューを読んだ時に、彼がこの地球の誕生から、それが始まる宇宙に存在するロマンや神話に興味を持っていたのが分かる。


★バンド名の由来

第一に、僕はあれほど大きな生物、20フィートかそれくらいの背丈があったという巨大な生物をめぐる概念に、魅了されていたんです。あんなに大きな生物が、今僕たちのいる陸地にはかつていて、実際に地球上を歩いていた。それを想像するのは僕には楽しい。今日び通りにいるごく平均的な人々は、そのような生物が実際に生きていたという事実を何とも思ってはいませんが。しかも、話がドラゴンになると、みんなもっと無関心になります。ドラゴンが火を吹かないというのは、ただの進化論上の理屈です。本当はドラゴンは火を吹いたのですよ。人類がその骨を見つけるはるか昔には。


僕の頭の中には、理屈っぽい人たちには存在しないとされているユニコーンとか、ケンタウロスとか、他の伝説的な生物は、全部実在しています。

僕は自然界に流れている法則を、そして異なるものの間で働いている均衡を、とても信じています。全ての生物の間にも、同じような奇妙な均衡が、良い言葉がみつからないんですが、獣的天秤とでも呼ぶべき何かがあり、その天秤の両腕には、片方にユニコーン、もう片方には他の生き物達がいたと僕は考えています。ああした生き物達は純潔であり、相容れないもの同士の相互理解に長けていました。


◎ 翻訳 河添 豪


私が思うに、彼の頭の中には色々な神話や、SF小説に出てくる我々には想像を遥かに超えた生き物達が存在していたのでしょう…このアルバムなんかまさにその象徴では?




また、レイブラッドベリのような素晴らしい作品を読むと、アーティストとしての素質の上に更なるもの、翼となる閃きが生まれてくるのです。


刺青の男を読むマーク


他にも、歌おう、感電するほどの喜びを!なんかにも感化されたのでは?実際に、電気を通して人は繋がり合える、エレクトリックはマジックだとも言ってました。


もし彼が未来を予知できる先見の目があり、行き着くとこは、ディストピアだということが、文献からではなく、しっかりと見えていたのではという思いがしてくるのです。また最近になってどんどん現実化してきている宇宙人の存在も、理屈で物事を考えない彼には当たり前のことなのでは?


ちょうど今テレビをつけっぱなしにしていたら、恐竜についての番組が始まりました。もしマークがいたら、食い入るようにして観ていたでしょう…マーク・ボランは私にとって、人生についての永遠のテーマです。生い立ち、生き方、自分らしさ、苦悩、喜びを謳歌する愛そのものです。

そしてこの不思議な人生が一体なんなのか、いつか答えが分かるのか?まだまだ続くのでしょう…








Keep a little Marc in your heart 💜