ティラノザウルス期に書いた曲は、ヒッピーフォークな時代背景を想像すると、60年代はドラッグの影響もあり、まともな思考では理解できないこと多し…ただし初期のマーク・ボランはマリファナすら嫌っていたベジタリアンで、彼はその頃ジャスミン茶が好きだったと分かり、自分もステキなカップで飲むマークの姿を真似しながら飲み始めた(笑)どんなに素敵な女性でも、美女でも、マークの妖艶で中性的な魅力には勝てないのである!
最近ありとあらゆるところから、彼の初期のデモが発掘されていますが、その中のアコギバージョンの一つ「Sunken Rags」に目をつけました。
直訳すると、ラグはボロ切れみたいなもので、それがSunken 沈んだ、低いとこにあると言う意味なので、私的にはボロボロになってる気持ちみたいなものを歌ってるのかなと感じ取れました。
この曲にまつわる説明分を引っ張り出してきた情報は以下の通り…面白いエピソードですが、ティラノザウルス・レックスがエレクトリック・バンドとして、のし上がるチャンスだったのでは?
ティラノサウルス・レックスは、1970 年 9 月の最初のグラストンベリーで、キンクスが撤退したときの土壇場での代役としてヘッドライナーを務めていました。 1972 年 4 月にリリースされた 3 枚組の「Glastonbury Fayre」アルバムには、グレイトフル デッド、デヴィッド ボウイ、ホークウィンド、ブリンズリー シュワルツ、ピンク フェアリーズ、ピート タウンゼント、マーク ボランなど、多くの現代スターが参加しました。 ボランの貢献は、新曲「Sunken Rags」のステレオ・ホーム・デモ・レコーディングであり、当時の音楽業界のベールに包まれた掘り出し物でした。 これは現在、1972年以来初めて7インチのオレンジ色のビニールで再発行されます.B面には、T.Rexスタジオ録音と「Jitterbug Love」「革命の子供たち」。
その他にもたくさんあるデモのアコギに合わせて歌うマークの声はビロードの声でいい意味で背筋がゾクゾクしてしまう。
僕を見捨てちゃってさ
ひどいもんさ 目も当てられない
自分のエレクトリック・スクールのなかに
そんなふうに隠れちゃうなんて
僕にだって路地できみの名前を呼ぶくらいの
勇気は残っていたよ
僕をまるで馬鹿者扱いするなんてあんまりだよ
そのまま押し通し、頑張り続けるがいい
愛は決して挫けたりしないよ
きみの思い通りになるさ
頑張れ、きっと大丈夫
愛は必ず伝わるから
きみの思い通りになるから
きみは僕に微笑みかけてくれるけど
まるで機械が壊れてしまったゲームみたい
僕ときたら
愚かなやつが風に乗って飛ぶ一羽の鳥
そんな風に僕の冬の詩篇を隠しちゃうなんて
ひどいじゃないか
まるで僕を馬鹿者扱いするなんてあんまりだよ
❤️🩹マークの幼少期や、学校嫌いで他の子とは違う
何かを感じていたのか、そんな自分が憧れたり、デートしたいと思っていた女の子になかなか声を掛けることができなかった様な、そういった痛いブルースが多いですね。彼は毎日ノートを持ち歩いて、人を観察していたようなので、様々な曲に出てくる詩は、理想の素敵な子をモノにする気持ちや、想像の世界から生まれた何か物哀しさを感じます。この曲にもそんなブルースがありますね。
Keep a little Marc in your heart 💜
いつも小さなマークをハートに