今日は久々に小姐ネタ以外の事を書こうと思います。


このブログを見ていただいている方の多くは、中国に関係する仕事を

している人が多いようですので、多少の情報提供にはなるかも

しれません。


その話題とはゴルフです。


私は下手ですが、ゴルフが好きで、日本に居る時から、ちょくちょく

ラウンドしていました。


中国でもゴルフは出来ます。基本的な部分はそれほど日本と変わり

ませんが、ちょっと違う感覚の部分もあるので、その辺を中心に

書いてみようと思います。


まず、最初は道具です。中国はニセモノ王国です。ニセモノが無い

ものはないと言われています。ゴルフのクラブはニセモノには

もってこいの品物と言えるでしょう。しかし、その品質は決して低く

ありません。私のようにスコア100を切るのに四苦八苦している

レベルのプレーヤーなら、その質の違いがスコアに影響することは

まず無いと思います。


新区商業街にもゴルフ専門ショップがたくさんあり、道具を購入する

のは簡単です。勿論安いです。クラブのフルセットで1000元

(15000円)程度です。それらはすべて偽ブランド品で、日本で

本物を買おうものなら10倍はすると思います。後はバッグ、シューズ、

ボール等の細々したものをすべて揃えて2000元(30000円)

あれば足ります。ですので、多くの日本人がこちらで道具を揃えて、

帰任と同時に現地の人に譲り渡すということをしているようです。


さて、道具をそろえたらいよいよラウンドに出ます。今回は

金鶏湖国際ゴルフ倶楽部でラウンドした経験を中心にお話しましょう。


なお蘇州市周辺にもゴルフ場は結構あります。1時間以内でいける

所だけでも4~5ヶ所以上はあると思います。その中、

この金鶏湖ゴルフ倶楽部は最も近場のゴルフ場といってよく、

タクシーで15分程度です。


車で玄関に乗りつけると、かばん持ちが待機しているので、彼らに

ゴルフバッグを預けます。クラブハウスは、日本とほとんど

変わりません。受付が中国人小姐というだけです(当たり前)。

ロッカーで着替えるわけですが、この金鶏湖国際ゴルフ倶楽部は

後で述べますが、中国でも高級なゴルフ場といって間違いないと

思います。ロッカーまでの通路の横には、人工の川があり、

水のせせらぎを聞きながら移動します。照明も高級感たっぷりで

きれいです。しかしなぜかロッカーはとても小さく、それが2段に

なっているので、ジャケットをハンガーに掛けて入れると袖が下に

つきそうになります。この辺、見た目派手好きの中国人の特徴が

良く出ています。ロッカーの使い心地などはあまり重視しないの

でしょう。


さて、練習です。日本だと打ち放しの練習にはお金がかかります。

しかし中国では無料で練習できます。ボールも小姐が運んできて

くれて、これはちょっと良いです。


練習も済ませていよいよラウンド開始!です。中国では必ず

キャディーが付きます。日本だと高いので、接待の時ぐらいしか

つけられないのですが、こっちは標準装備です。しかもこの

金鶏湖国際ゴルフ倶楽部は、プレーヤー1人にキャディーが専属で

1人付くのが標準です。他のコースだと、4人なら2人のキャディーと

いうところが多いです。無論予算次第ですが、キャディーをつけない

ということは考えられません。


このとき付いたキャディーさんは若くて可愛い子でした。どこへ

行っても小姐チェックは怠りません。せっかくですから可愛い

キャディーが良いですね。しっかしどこのコースでもそう思うの

ですが、キャディーの特徴はみんな小さい背の低い小姐ばかり

です。私好みの体型ですね(どうでも良い事ですが)。


この時の小姐はまったく日本語が出来ませんでしたが、日本語が

出来るキャディーは結構居ます。それだけ客層に日本人が多い

ということでしょう。勿論彼女たちが話すことの出来る日本語は

ゴルフ専門用語だけです。フォローとか、ドライバーとか、池とか

そういう単語ばかりですね。予約を入れるときに頼めば、多少

日本語の出来るキャディーをつけてくれるかも知れません。もっとも

英語(ゴルフ用語)はほとんどのキャディーが出来るので、困る

ことは無いと思います。


さてこのコースのカートはなんとGPS付です。しかもカートに乗って

コースに入っていけるので、ボールからピンの位置までの距離を

正確に把握することが出来ます。あとはその距離ぴったりに打つ

だけです。もっともそれが出来ないから、苦労しているわけですが・・・。


日本だとカートに乗ってコースに入っていけるのは、私の知る限り

北海道のコースだけでした。中国ではかなり多くのコースが

入っていけます。楽チンですね。


さてさて、上海近郊のゴルフ場の特徴は、まずフラットであることです。

山岳地帯にゴルフ場を建設する事が多い日本と違って、上海には

山がないので、コースは平坦です。そして何より特徴的なのは池が

めちゃくちゃ多い事です。もともと水郷といわれた蘇州市周辺です

から、天然の池が多いわけで、18ホール中半分以上に池がある

のが普通です。他のコースで池がないコースが2ホールぐらい

しかない所もありました。よってOBは少なく、池に入ったら、

ハザードとなり、とりあえず前進して打つことができます。但し

ボールはたくさん必要ですね。日本でよく見かける前4(ティショットが

OBなら指定された場所から4打目を打つ)はほとんどありません。


プレーですが、スループレーが常識です。日本のように前半終了で、

お昼ご飯を食べてから、後半スタートというのは、こちらでは

ありません。タイでゴルフした時も同じでしたし、あのスタイルは

日本だけなのでしょうか?


この日は、工業園区主催のコンペだったので、同じ組の人は初対面の

日本人でしたが、可愛いキャディーと一緒に楽しくプレーできました。

スコアは108といつもどおりでしたが。


なお、キャディーにチップを上げる必要はありません。禁止されている

ゴルフ場もあるほどで、私も一度も払ったことはありません。しかし

この日は、このキャディーから、「貴方の帽子に着けている

ボールマーカーがきれいだから、頂戴」とせがまれ、本来なら、

あげることはないのですが、この日はついつい調子に乗って

あげてしまいました・・・。


ラウンドが終了したら、シャワーを浴びて、この日はレセプションでした。

風呂を重視しない中国のゴルフ場なので、湯船がなくシャワーだけと

いうコースが多く、あっても湯船のお湯が汚すぎて入れないことが

ほとんどです。上海ウエストゴルフ倶楽部はその点、日本と同じ

ような清潔な入浴施設をもっていましたね。


最後に費用なのですが、これが高いです。プレー代だけで

800~1500元ぐらいします。この日はコンペということで、無料で

参加したのですが、この金鶏湖国際ゴルフ倶楽部は高級なところ

なので、普通に行けば1400元ぐらいかかるそうで、日本と同じ

ぐらいします。中国ではまだ一般人がするスポーツではありませんね。


よって客層は日本人、韓国人、金持ちの中国人が多く、いかにも

セレブリティな奥様連中も居たりします。それだけに従業員の

対応はそれなりに教育されていて、不快感はほとんどないので、

日本からのお客さんでゴルフ好きな人が来る時は、ゴルフ接待は

効果があると思いました。