ユエンユエンに私が提示したお金の話はこんな感じです。

 

もし仕事を辞めて一緒に住んだら、毎月3000元をあげるというもの

です。

 

もし上海で、一人の小姐を囲おうと思ったら、最低でも5000元は

掛かるでしょう。場合によっては1万元を超える事も充分ありえます。

ただ上海から近いですが、この蘇州は上海よりも物価も安く、

3000元あれば、生活するのに問題ないはずです。加えて、彼女が

3000元以上稼ぐのは現実問題としてかなり難しいと思われます。

 

この不況でクラブの小姐は飽和状態にあり、以前なら頭数を揃える

ためどんな小姐でも店に入れていましたが、最近は客をつかめない

小姐はクビになる事もあるそうです。買い手市場な訳で、我々に

とっては良い事ですけどね。

 

そして、最初はそれでユエンユエンも納得していたのです。しかし

付き合ってまだ2週間というのに、5000元が欲しいと言って

ました。もしくは仕事を辞めずに3000元欲しいと言ってきました。

 

しかし彼女が仕事をしていて、週2回も彼女の店に行けば、

月3000元以上は店に落とす事になります。それに加えて3000元

とは、こんな高い出費は少なくとも私には出来ません。

 

さて、その理由は3000元では服などを買ったら、貯金が出来ない。

というものです。しかし世の中の多くの女子は1500元以下の給料で

生活をしているわけです。何の学歴も技術も持たない彼女たちが

3000元を稼ぐのは、この格差社会の中においては、風俗産業で

働かない限り不可能といっても良いでしょう。

 

クラブの小姐の経験が浅い彼女ですが、お金に対する執着は

かなりあるようです。もっともそれだからクラブの小姐という世界に

身を投じたとも言えますが。

 

私は彼女のこの要求を蹴り続けています。すると、こんな事を

言ってきました。

 

「それじゃ、お店には週1回しか来なくて良いから、3000元から

引いて残ったお金を私にちょうだい。」

 

この発言は私を失望させるのに充分でした。既に彼女は私を

彼氏ではなく、お財布と見ているといっても過言ではない発言です。

何が何でも仕事以外の収入を確保したいと言う意図が見えます。

「私は週2回ぐらいは会って、一緒に家に帰って作愛をしたい」と

言うと、さらに畳み掛けるように

 

「私は週1回で良いから、どうしても2回以上したいなら、もう一人

他の彼女を探して2人の彼女を持っても良いよ」

 

と驚きの発言をしてきました。そこまでしてあぶれた3000元が

欲しいのでしょうか?まさに私をお財布と見ている更なる根拠に

なりえるものです。私の提示する金額が低いとみて、私に対する

想いが確実に薄れているのが良く分かりました。

 

中国小姐はその愛情をお金で計るということは、良くある事です。

だから私もそれにはある程度報いるつもりです。しかし2週間前に

既に7000元を渡し、さらに生活の保障もする(3000元とは安い

のかもしれませんが)と言って、さらには最終的には結婚しても

良いと言っていました。この言葉に嘘はありませんでした。

そうなれば遅くても2年後には、私の貯金の多くが彼女のものに

なります。その額は、勿論月3000元などという額とはケタが2つは

違う訳で、貧農の出身である彼女が2段飛びで一躍富裕層の

仲間入りを果たせるわけです。その様な将来の夢(私の貯金額を

少し少なめに話したりもしました)も少し語っていました。

それなのに、なぜにこんなに性急に目先の安い金に惑わされる

のでしょうか?騙される事があまりに多い国だからでしょうか?

 

せめて半年ぐらいはこちらも様子を見させてくれても良いと思うの

です。30代中盤に突入した私にとっての半年とまだ若い彼女の

半年では私の方が切羽詰っています。無論妥協するつもりもないし、

結局日本に帰ってから日本人と普通に結婚するかも知れませんが、

今現在中国で生きている訳で、縁があれば、中国人女性と

結婚するもの人生面白いのではないかと思っているのですが、

この子となら!と思わせる子が居てもすぐにこの様に嫌な関係に

成り下がっていって、上手くいきません。

 

なにせ異文化の中国人女性と結婚となるなら、妥協は絶対に

出来ません。そんな事をすれば、それこそ後から大変です。

ルックスはともかく、性格が良いということは必須ですね。

 

と思っている私にとって、またしても嫌な疑惑が持ち上がってきた

のです。