先ほど、ジギルさんのページでレミオロメン「粉雪」を聞いてきました。


最近の蘇州はあり得ないぐらい寒く、特に夜になるとかなり冷え込み

ます。部屋の空調はそれほどしっかりしていないので、部屋は

なかなか温かくならず、それまでは、ダウンジャケットを着て過ごして

いる状態ですガーン


その状況で、この曲を聴いていると、思わず涙が出てしまいました。


「仔細の言い合いもなくて 同じ時間を生きてなどいけない」

そういや、最近ちゃんと話し合うってことをすることが少なくなりました。

その前に、やれ勝負だ、駆け引きだ、作戦だと。

そんなものは虚しいだけなのに。


心を獲るという事をせずに本物は絶対に手に入らないという事を

忘れていました。小姐を何かモノのように扱ってしまっている自分を

思いました。


「クラブの小姐なんて、そんなに深刻に考える程の価値があるもん

じゃない」という人もいるでしょう。それはそれで間違えていないとも

思えます。


だけど、私はやはり心が欲しい。


そのためにはこちらも心を差し出す。その為の時間が必要であり、

会話が必要であり、その努力が必要なのだと思いました。

「分かり合いたいなんて 上辺を撫でていたのは僕の方」


以前、私は騙される方がマシと書いたことがあります。クラブの

小姐に限らず、中国人は基本的に嘘をたくさん付きます。

これは彼女達の文化ですらあるのです。


私は騙されても良いのです。騙されても私の心の外側が痛む

だけで心の芯までには傷がつきません。

だけど人を騙してしまったらそれは、自ら心の一番大事な部分に

傷を入れるようなものです。


無論騙されたくないですから、警戒もします。だけどそればかりで

「素直に」信じるということなしに、その先にあるものを手に入れる

事はできないのだと思います。


日本を離れて1年近くが過ぎました。私は一度、本当の心を手に

入れた(小紅)と思っていますが、そのあとの悲惨な終焉から、

ここまで心のどこかを閉ざしていたのかもしれません。


幸い今、可愛くないけど、一緒にいて楽しい小姐と知り合いました。

中国だと10億人の中からの出会いです。

大事にしないといけませんね。


中国で恋愛対象を見つけるのは、雨の日にタクシーを捕まえる

事より簡単ですが、そこから本当の恋人としてやっていける人を

見つけたという事は、吹きすさぶ荒野にほのかにみえる光の

ように貴重なのですから。