■2024年5月29日(水)13:30~ at JR東日本四季劇場[秋]

 

ゴースト&レディ』を観てきた。

 

 

 

 

 

劇団四季オリジナル。

 

ミュージカル好きの美容室の店長さんが”良かったですよー”と勧めてくれた作品。

韓国出身の方が頗る歌がうまかったと。

韓国ミュージカル通の方の”体の構造が日本人とは違うのではないか”というお話が、あながち大げさではないかもと思えましたとも仰っていた。

 

これは、行くしかないな、ということで急遽チケット取って行ってきた。

 

1980年代後半、ロンドンで『CATS』を観たが、そのせいか、日本で劇団四季の同ミュージカルを観てがっかりした記憶があり、その後は遠ざかっていた。

 

しかし、韓国ミュージカル通が『ウィキッド』が素晴らしかったとべた褒めだったので、美容師さん同様、四季の会の会員になり「ウイキッド」を大阪で観る予定。

 

「ゴースト&レディ」は見る予定にはなかったが、あまりにも美容師さんがお勧めするので。

あらすじは以下のとおり(本プログラムウエブサイトより)

 

時は19世紀。舞台はイギリス。
ドルーリー・レーン劇場に現れたのは、有名なシアターゴースト グレイ。芝居をこよなく愛し、裏切りにあって命を落とした元決闘代理人。
そんなグレイのもとを一人の令嬢が訪ね、殺してほしいと懇願する。それは看護の道に強い使命感を抱くも、家族による職業への蔑みと反対にあって生きる意味を見失いかけていたフロー。最初は拒んだグレイだが、絶望の底まで落ちたら殺すという条件で彼女の願いを引き受ける。
死を覚悟したことでフローは信念をつらぬく決意をし、グレイとともにクリミアの野戦病院へ赴くことに。次第に絆を感じ始める2人だったが、そこで待っていたのは劣悪極まる環境と病院改革に奔走するフローを亡き者にしようと企む軍医の存在。さらにその傍らにはグレイと同じ、あるゴーストの姿が…。

 

 

原作は、人気漫画家 藤田和日郎氏の代表作「黒博物館 ゴーストアンドレディ」。

演出はミュージカル『ノートルダムの鐘』を手掛けたスコット・シュワルツ氏

シュワルツ氏は、2016年の「ノートルダムの鐘」も演出

 

春馬君がパソコンに向かって「Out There」を歌っているプライベート動画あったよね。

春馬君は海宝直人さんの演じたカジモドを観たと、ある方のブログにあった。

斉藤かおる先生の著書によると、ボイストレーニングに通い始めた頃、「歌える歌はありますか?」と聞かれて歌ったのも「Out There」。

「どうしてこの曲を選んだの?」

「カジモドと僕は似ているところがあるんです。だからこの曲を歌ったらカジモドの気持ちがわかるかなって」

 

ある方のブログに、”春馬くんにとってのエスメラルダは、ローラ、その人(役どころ)で自由に生きたいと願う象徴でもあって命をかけて演じたい人だったのかなと思ってしまいました。”とあった。

なるほど。

Dear Evan Hansen の主人公も演じてみたかったと言っていた。

人の複雑な内面をあぶり出す作品に魅力を感じる春馬君。

 

「ゴースト&レディ」の私が観た回のキャストは以下のとおり。

やはり歌うまの主役の女性は韓国出身の方だった!

キャスト:

フロー:谷原 志音

日本で活動する韓国国籍のミュージカル女優。大韓民国出身で、本名は崔 志銀(チェ・ジウン)。39歳

グレイ:萩原 隆匡

日本のミュージカル俳優および振付師。東京都出身。45歳

デオン・ド・ボーモン:岡村美南

日本のミュージカル女優。身長171.5cm。37歳

 

3人とも春馬君より年上の30代後半~。素晴らしかった!

春馬君、本当にこれからだった。残念で仕方がない。

 

女王が躍るシーンだけは、宝塚チックで、うーん、好みではない。

 

全体を通して、舞台装置も含め素晴らしかった。

「ウィキッド」楽しみウインク

 

終了後、歩いて(まっすく歩くと見えてくる)春馬君のお家の横を通って、春馬君が入ったことがあるとのお店の前を通って、これまた春馬君が買ったパン屋さんでパンを買って、近くのスーパーで買い物して帰った。

 

ここに来るのが嫌だと仰る方もいるけど、私は彼が生活していた、住んでいた場所として、時々確認しに来る。生きた証の一つと捉えている。