息子が生まれてから、本は全然読んでいませんが、
生まれる前は、台湾で暇な専業主婦生活を謳歌していたので、
日台交流会館にある図書館で、
本を毎週のように借りて読み漁っていました。
そのときに気に入ったのは、吉田修一。
特に、
『横道世之介』はところどころに印象的な文があって、
その一つが、これ。
【だいじに育てるというのは、その子が大事なものを失ったときに、
それがなくても生きていけるように育てるということなのではないだろうか】
ふと、息子と毎日向き合っていて、この文が思い浮かんだ。
息子にとってはまだまだ小さな世界だけど、
その世界で、興味がいろんなところに向かうように、
例えば、
いろんな人に会わせてあげたり
(全くと言っていいほど人見知りしない、
男の人には遊んでほしそうな目をしているように見える)、
いろんな音楽やおもちゃに触れさせてあげたり
(今のところ、どんな童謡でもじーと聞いてる)、
いろんな野菜をたべさせたりして
(今はかぼちゃとさつまいものときはよく食べるけど偏食にならないように)、
『これがないとダメ』てならないような環境を作ってあげたいと、
改めて思った。
何より、母乳じゃなくてもおいしくて気持ちが安らぐものはあるということを
教えてあげなきゃ。。。