レース名に「なす」がありますね♪
◆「秋茄子(あきなす)は嫁に食わすな」とは?
「秋なすは嫁に食わすな」は嫁いびりの意地悪?それとも良い意味?
秋茄子のおいしい季節となりました。秋茄子といえば、「秋茄子は嫁に食わすな」ということわざがありますが、これにはどういう意味があるのでしょう?
じつは、「秋茄子は嫁に食わすな」には、嫁いびりのような悪い意味と、嫁の体を心配する良い意味があります。
秋茄子の特徴、おいしい理由
茄子は収穫時期が長く、6月ごろから収穫されるものは夏茄子、9月ごろから収穫されるものは秋茄子と呼ばれています。
夏茄子は暑い時期に強い日光をあびて成長するため、皮が厚めで実が詰まっています。
秋茄子は剪定や追肥などをして株を若返らせ比較的穏やかな日光の中で育つため、皮が柔らかく水分を多く含んでおり、甘みや旨みが強くなります。
「秋茄子は嫁に食わすな」の悪い意味 ~嫁いびり
茄子料理の定番!焼きナスはお酒もすすむ
「秋茄子は嫁に食わすな」の悪い意味は、おいしい秋茄子を嫁に食べさせるのはもったいない、という意地悪です。
嫁と姑の確執は今でもドラマの主要テーマとして健在ですが、昔は壮絶な嫁いびりも少なくありませんでした。秋茄子同様に、「秋カマスは嫁に食わすな」、「秋鯖(あきさば)は嫁に食わすな」、「五月蕨(ごがつわらび)は嫁に食わすな」など、地方によってさまざまな言い方があります。
いずれも、最もおいしいものは嫁に食べさせたくないという意地悪な気持ちが込められています。
「秋茄子は嫁に食わすな」の良い意味 ~お嫁さんを気づかって
揚げたり、炒めたり……茄子は油との相性もいい
茄子は利尿効果とともに体にこもった熱をとる働きがあるため、体を冷やすといわれています。暑い時期に夏茄子を食べるのは理にかなっていますが、秋においしいからといって秋茄子を食べ過ぎると、体が冷えてバランスが悪くなってしまうかもしれません。
そこで、秋茄子を食べて大事な嫁の体が冷えてしまってはいけないと気遣いました。