お店に来る競馬好きのサラリーマンの雅浩の影響で、最近、競馬に興味を持ち始めた
キャバクラ嬢のひとみとサラリーマンの雅浩、
そして謎の老馬券師・うにくら老人との会話を通じて、競馬予想の楽しさをお伝えする、ひとみのナイショのお話の第34話です♪
◆登場人物
ひとみ
キャバクラ嬢。
最近、競馬にハマッていま~す♪
雅浩
某競馬場の近くにある会社に勤務するサラリーマン
うにくら老人
数々の高配当を的中してきた、謎の老馬券師。
【キャバクラQueenにて】
ひとみ
「うにくらさん、ぼんじりさんという人が、短期免許で来日中の香港のホー騎手が
「最内または大外から30番目の馬に騎乗したら要注意」とブログに書いていますね♪」
うにくら老人
「ほー(笑)
その焼き鳥みたいな名前のぼんじりとは、わしは会った事もないしブログも読んだ事もないが
なぜ、そのぼんじりという男は、
香港のホー騎手が「最内または大外から30番目の馬に騎乗したら要注意」と
言っているのじゃ?」
ひとみ
「ぼんじりさんは、ホー騎手の「ほ」が 五十音順で30番目だから要注意と書いていますね」
うにくら老人
「五十音順???
わしが子供の頃は、いろは順じゃったのお~」
雅浩
「うにくらさん、いろは順って何ですか??」
うにくら老人
「バカ者~(怒)。おまえは、いろは順も知らないのか?
日本のサイン読み競馬の世界では、いろは順は とても大切なのじゃ。
いろはにほへと
ちりぬるを
わかよたれそ
つねならむ
うゐのおくやま
けふこえて
あさきゆめみし
ゑいもせす
ホー騎手の「ほ」は、いろは順で5番目じゃから、
8月14日の小倉記念で、ホー騎手が大外から5番目の12番ヒンドゥタイムズに騎乗して爆走して
人気薄で2着になったのじゃ」
雅浩は、いろは順を紙に書いて、必死に暗記し始めていた・・・。