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ディープインパクトは
現役時代に13戦12勝。


'06 有馬記念 G1
'06 ジャパンC G1
'06 宝塚記念 G1
'06 天皇賞(春) G1
'06 阪神大賞典 G2
'05 菊花賞 G1
'05 神戸新聞杯 G2
'05 東京優駿 G1
'05 皐月賞 G1
'05 報知杯弥生賞 G2


以上の多くの重賞レースを快勝し、引退後、種牡馬としても多くの活躍馬を輩出した日本競馬の歴史に残る名馬です。


しかし、2006年に凱旋門賞に出走して3着になったディープインパクトが、禁止薬物使用により、後日、失格となった事件については、今でも多くの謎が残っています。


2006年10月19日に、レース後の理化学検査で「ディープインパクトの体内から禁止薬物イプラトロピウムが検出された」とフランスの競馬統括機関であるフランスギャロが発表しました。

ディープインパクトの調教師である池江泰郎がフランスギャロに提出した弁明書には、「ディープインパクトは9月13日からせき込むようになり、21~25日にフランス人獣医師の処方によりイプラトロピウムによる吸入治療を行った」と書かれていて、その間2度、吸入中にディープインパクトが暴れ、外れたマスクから薬剤が飛散し馬房内の敷料(寝ワラなど)、干し草に付着。

それをレース前日から当日の間にディープインパクトが摂取し、レース後まで残留した可能性が高い」という内容でした。


その後、フランスギャロは11月16日にディープインパクトに【失格】の裁定を下しました。


ディープインパクトの体内から検出されたイプラトロピウムは、人間への使用だけでなく、馬に対しても呼吸器疾患に使われる薬物です。


競走馬に対する使用自体はフランスでも日本でも認められていますが(現在は禁止)、フランスではイプラトロピウムが体内に残留した状態で競走に参加することは禁じられています。


「ディープインパクトの体内から禁止薬物イプラトロピウムが検出された」とフランスの競馬統括機関であるフランスギャロが発表した当初、ディープインパクトの関係者が「ディープインパクトには、以前から喘息の持病があり、その治療のため、イプラトロピウムを使用した」と語っていました。


また、禁止薬物イプラトロピウムが検出されて以降のディープインパクトの関係者及びJRAの対応は鈍く、明確な調査回答が遅れ、大きな混乱を発生させました。


しかし、ディープインパクトに以前から喘息の持病があったという事はあり得ません。


馬は鼻で呼吸をする事ができないため、全て口から呼吸しています。


レース中に、最大で時速約60キロを超えるスピードで走るサラブレッド。


私の知り合いの獣医は、レース中に走りながら大量の呼吸をする馬が、喘息で咳をしながら走る事は不可能ですと語っていました。


武豊が「空を飛ぶような走り」と絶賛した三冠馬ディープインパクトに喘息の持病はなかったと思います。

★三冠馬ディープインパクトは、【禁止薬物イプラトロピウム(交感神経の働きが良くなり、興奮作用による運動機能を上昇させる効果がある)を使って凱旋門賞を勝ちに行ったのか?】


 

真実は、今も深く暗い闇の中です・・。


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(次回に続く)